見出し画像

子どもにとっていい親とは?

子どもにとっていい親とはどんな親でしょうか?

10人に聞いたら10通りの答えが出てきそうです。

子どもを無条件に愛する親
子どもに尊敬される親
仲のいい親
子どもを叱ったりしない親

いろんな答えがありますし、きっと正解なんてない問いなのですが、我々は子どもにとっていい親とは「毎日笑顔でいる親」だと定義しています。

いろんなママと話していると「子どものために」という言葉をよく聞きます。

そしてその裏には「子どものためになることであれば私は我慢しなきゃいけない」というメッセージが隠れていることがあります。
子どもの優先順位が一番で、家事があって、パートナーがいて、仕事があって、自分自身の優先順位は一番最後になってしまうということを聞くこともありました。

私たちは「子どものために自分の優先順位を下げる」のではなく「子どものために自分の優先順位を上げる」ことをおすすめしています。

実際に子育てをしている中で、自分に余裕がないときは子どもの些細な言動で子どもにあたってしまったり、子どもと会話すれば分かり合えるところをこちら側が勝手に判断して叱りつけることがあります。
自分に余裕があれば「どうしたの?」とまずは落ち着いて子どもの主張を聞いて、建設的な話し合いで子どもの成長の機会になったのかもしれないのにです。

我が子を東大に入れた親だったり、世界トップになるスポーツ選手が生まれたりすると親の教育にスポットライトが当てられ、親の教育が良かったから子どもが東大に入れたり、優秀なスポーツ選手になったなどとメディアなんかで言われたりしますが、実は衝撃的な研究があります。

総計およそ1456万人の双生児を対象にした約3000件の研究をメタ分析した結果、パーソナリティにおける親の影響は極めて低いことがわかっています(Murray “Human Diversity”より)
子どもの人格形成に影響を与えるのは友達や先生などの家族以外の人間関係と遺伝の割合が圧倒的に多く、家族の影響は極めて小さいもしくはほとんどありません。

厳密にいうと、親の影響が大きく影響するのはネグレクトや虐待などの極めてマイナスな影響くらいでポジテイブに働く影響はほどんどないことがわかっています。

ですから親の役割としては子どもに極端なマイナスな影響(子どもを否定したり、虐待したり、無視したり)を与えないように、自分自身が笑顔でいることなのではないか?というのが我々の立場です。

また、友達との人間関係や先生との人間関係による人格形成の影響が大きいわけですから、その環境づくり、極めて悪影響がある場合には子どもの力ではどうしようもありませんから、ピンチの時に子どもの環境をガラッと変えるサポートをするということも親の役割の1つなのかもしれません。

我々が子どもコーチングに可能性を感じているのは、子どもの人間関係の悩みや葛藤のサポートができることという要素が大きくあります。
子どもの人格形成に人間関係が大きく影響するとするならば、自分の苦手な人や嫌いな人が必ず出てくる社会において自分の感情に寄り添い、うまく付き合い、自分を認めて愛してくれる環境でのびのびと育っていってほしいという願いがあります。

親だから子どものために、、と気張らずに、マイナスな影響さえなければ親の影響なんてほとんどないんだと肩の力を抜いてもっと気楽に子育てに向き合ってもいいのかもしれません。

子どもコーチングについて


ママコーチングについて


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?