#91【後期高齢者優遇】詐欺に近い運用が正当化されていることに声をあげないと未来が危ういと思った話。

こんばんは。
木下さんのVoicyを聴いて現役が負担する社会保険料の割合について、
少し調べようと考えています。

驚いたのが各健康保険組合から、
その保険料が後期高齢者医療に使われているということ。

木下さんもおっしゃっていましたが、組合って組合員のためのものですよね。
組合員が相互扶助で回していくもののはずで、
なぜそこの保険料が他のことに使われているのか？

こんなことがあって良いのでしょうか。

どのくらいの割合が使われていたのかというのを調べようと思った矢先、
国民民主党の玉木さんのYoutube解説を発見。

皆さんの健康保険料は一体どこに？負担は減らせる？玉木雄一郎が解説

玉木さんの解説によると、

中小企業の従業員やその家族が加入する「協会けんぽ」は約9.２兆円の収入のうち、2.１兆円を後期高齢者医療の給付の補填に。
（さらに、1.５兆円が「市区町村健保」の補填に）
保険料は約8兆円。

大企業の従業員やその家族が加入する「組合健保」は約6.９兆円の収入のうち、1.９兆円を後期高齢者医療の給付の補填に。
（さらに、1.５兆円が「市区町村健保」の補填に）
保険料は約7兆円。

自営業者や無職者等が加入する「市町村国保」は、
協会けんぽと組合健保から３兆円もプレゼントされているのに、
その中の1.６兆円を後期高齢者医療制度にプレゼント。
保険料は約2兆円で、公費が４兆円程度投入されている。

後期高齢者医療制度は、給付費が約１５兆円を割合が大きいのですが、
そのうちの約６兆円が他の健康保険組合からのプレゼント。
さらに公費も７兆円くらいぶっ込まれていて、保険料は1.３兆円とのこと。

決して玉木さんを信じていないわけではないのですが、
自分でも少し調べてみたところ、厚生労働省のHPにレポートを発見。
事実なんですね。。

単年度収入のところに「後期高齢者交付金」という名称で令和２年度に６.３兆円が計上されていました。

令和２年度後期高齢者医療制度(後期高齢者医療広域連合)の財政状況について

みなさんご存知の通り後期高齢者は医療費負担が１割。
人口ピラミッドも、2025年見込みでは約1億２千万人の日本人の20％弱に当たる2,180万人。

これで子育て支援のために1兆円の財源としてさらに社会保険料を上げるって？

ふざけてますよね。

そもそもアンフェアな話で、なんで目的外に資金を流用させて良いのか。
詐欺みたいな話です。

まずはここにメスを入れて、フェアな形で現役世代のおかしな負担を是正するところからですよね。

木下さんもおっしゃっていましたが、金融資産の６割を保有する高齢者も含めてマイナンバーで資産を紐付けて、後期高齢者の負担は３割に是正して。

現役世代の負担を減らして子育て支援をすることは、十分できますよね。
社会保険料で搾取し過ぎです。

確定申告の時期に裏金問題で納税を検討するなどとふざけたことを言っているところもそうですが、本当にこのままだと日本が危ういですね。
子供達の未来がとても心配です。

健康保険組合に声を上げるところからでも、というお話もありましたので、
自分も思っているだけではなくて、具体的にアクションを起こす、声を上げる、ということをやっていこうと思います。