篠田節子さんの「恋愛未満」を読みました。
慌てて結婚相手を探す50男とそのお相手、男女の友情、介護現場における救いの異性・・・。
確かにかすっているけど、恋愛にいたらないいくつかのエピソード。
恋愛って生涯で何度経験するのだろう?
恋愛って何をもって恋愛っていうのだろう?
相手のどんなところを好きになるか?
歳の差って気にならないか?
まあ、いつものようにいろんな疑問が頭をぐるぐるするのですが、今回のテーマは?
生涯の人間関係の中心に誰を据えるかで、生活が180度変わってしまいますが、大切にしたい人間関係を恋愛と切り離して維持できることは、とても大切なことだと思います。
配偶者や彼氏彼女しか付き合いのない人生は、とても豊かなものとは言えず、少なくても良いので、人と心を通わせ、お互いを想いあえる関係があるだけで、心がすさむことはなさそうな感じがします。
でも、そういう関係を拒否して、自分の中にこもる時、それがパートナーの希望であれ何であれ、失っているものの大きさに気付かないまま歳を取っていく気がします。
人間関係を維持するのはむずかしいけれど、お互いに支え合い、尊敬しあえる相手がいるということは、とても素晴らしい事。
恐らくですが、伴侶の他に一人か二人でもそういう人がいれば、生きていけるんじゃないでしょうか・・・。
気持ちを確かめ合うために、時にはぶつかり、時には共感し、時には慰め合い、難しいけれど関係を放り出さずに続けていければ、そういう相手に巡り合えると信じています。
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