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美しい構え

お手前をしている中で構える場面はいくつかあります
最初に椅子に座って居住いを整え構える!
この「構える」が難しいと思うのです
美しく座るの回にも通ずる所ですが美しく座るの回では下半身の話が多かったのでこの美しい構えの回では上半身に付いて話したいと思います
しっかりと椅子に座り下半身が安定したら背筋を伸ばすように、胸椎を伸展します
胸椎を伸展すると言うと分かりにくいかもしれません
肋骨の真ん中のつなぎ目のような場所である胸骨を上に向ける感じです
肋骨自体が回転する感じでもあります
胸骨が上を向くと背骨の胸椎が伸展して頸椎が立つ感覚です
首が身体の後ろに行く感じです
これで首が立ち頭も真っ直ぐに立つのです
胸椎を伸展して胸骨を上に向けると首が立つと同時に肩の力も抜けて脇の下に自然な余裕ができます
その自然にできた余裕を保って手を膝から少し後ろに置きます
手の位置は人により変わります
身長や手の長さなどにより膝に近い方から少し遠い方までおられます
この時に肘から中指の先まで真っ直ぐにしてください
手のひらは付かず指先だけが腿に触る感じです
これで美しい構えになると思うのです
無理に胸だけ張ろうとか脇の下を開けようとかするのでは無く背骨を正しい位置に持って来るのが良いのではと私は考えています

#煎茶道に出逢って

#美しく立つ

#お辞儀

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