mayu

旅エッセイと短歌を書いています。 これまでの記録と、毎日よむぞのモチベーション

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最近の記事

短歌 | 人生のピークはいつも今でありたい

コーヒーの苦さを好きになったなら  晴れの日 傘さす少女に戻れぬ 2024.2.16 あの頃と同じ目を使っているのに 小学生が目線の下 2024.1. 少し早めの仕事の帰り、下校する小学生と遭遇することが多い。ある日信号待ちしていると、向いに小学生3人組が同じく信号待ちしていた。そのうちのひとりの子が晴天だというのに傘をさしていた。見るに日傘ではなさそうで、晴れの日に傘をさしていた。その傘は買ったばっかりで使いたかったのかな?とか、買ったばっかりでなくても、さしたく

    • 会う|短歌

      今日のわたしは参鶏湯の中で ほろほろ沈んで上がってこない パズルができる君は、できない私をどう思う? できない私は、羨ましいだけじゃない。 出会って、離れて、また出会って、それは奇跡で偶然で、タイミング。

      • 短歌 | 東京

        東京は、のあとに続くは 私の知ってる東京の内 東京があくびをした頃 よく動くタクシーと開けたバスローブ 2023.7.13 旅をしてたくさんの世界の都市の風景を観察していると、緑の多さが羨ましかった。「東京は全然緑がないし、ビルばっかりで空が狭い」と何度も思っていた。 帰国後機会があり、南青山ど真ん中の25階に宿泊した。夜景はもちろん綺麗で、ザ・都会の光景だった。初めて上から見る煌びやかな夜景にテンションが上がって、この時ばかりは旅中に思っていた東京のビル群への愚痴など

        • 短歌 | 台北を歩く

          リュック置きこの街の人に変身する  オフィス街の昼、夕方の駅 2023.3. 台湾 3度目の台北は、事前に調べたギャラリーやカフェを巡り、なんだか休日に東京を散策するのと変わらずだった。ある意味現地の生活に入り込んで台北の人になった気分を味わえて面白みを感じつつも、一世一代の旅に出たつもりだったのにこれでいいのか?と思ったりもした。 それでも、これまで友達と来た時より街並みを観察できて、3度目にして新たな気づきもあった。 ひとつは、バイク。バイクが多いことは覚えていた

        短歌 | 人生のピークはいつも今でありたい

          短歌 | 旅のはじまり

          子どもの頃から母が若い頃行った旅の話を何度も聞いて、いつか私も旅をしたいとずっと思っていた。気づいたら旅した母と同い年になっていた。ようやく決心したものの、それまでためたお金も半分は税金で消えて、たった4ヶ月の旅になってしまったが、それでも一生大切にしたい思い出になった。そんな思い出でも、帰ってきて一年が経つと記憶も曖昧になってくるもので、これ以上忘れる前に記録しておきたいと思ってnoteを書くことにした。旅の間書いていた日記(毎日ではないが)と短歌をたどって、何十年たっても

          短歌 | 旅のはじまり