これまでのろくでなしのK その10

 3週間に一度、振り返ることによって、今後の糧にするこの企画。とうとう10回目を迎える。恐ろしい。自分が進歩しているかも、分からぬまま、滔々と時間が過ぎている。創作の大海原で遊弋する、手漕ぎボートに私はいて、楽しみながら悶えている。そうしてここまでたどり着いた。思えば、恥の多い作品群で、すでに200を超えている。
 恐ろしい。自分の内側を大公開している事実に、寒気がする次第。
 前置きはこれくらいにして、さぁ行こう。

「港区女子と女給」100年経っても、人間の本質は変わらない。
「パチンコ・パチスロの思い出」ネタ無き者の足掻き。
「キカク・ドットコム(2)「23.10.09」テレビの企画は難しい。
「ボトム・アップ」ショートショート(45点)
「不老不死所得」ショートショート(30点)
「空飛ぶ強盗」ショートショート(41点)
「すべての犬を飼う人間に捧ぐ」犬の糞を始末せぬ者、万死に値せり。
「むかし、好き過ぎた食べ物」量さえあれば良かった頃が、愛おしい。
「午前中から酒を呑んで」呑んだら書くな、投稿するな。
「キカク・ドットコム(3)「23.10.16」テレビ、向いてないかも。
「気楽に死のうよ」ショートショート(28点)
「催眠術」ショートショート(29点)
「美しい星」ショートショート(30点)
「我がベッド」母は偉大。
「腹を空かせて」ネタ無き者の足掻き2。
「2065年の生活保護」ネタ無き者の足掻き3。
「キカク・ドットコム(4)「23.10.23」打ち切りの可能性アリ。
「愛用のロボット」ショートショート(52点)
「正当防衛」ショートショート(52点)
「ある暴力」ショートショート(51点)

 何というか。一歩進んで、二歩下がるといった状況である。人生のルームランナー状態、汗かけど、我が歩み進むこと無し。厭悪とめどなき創作の日々よ。こんなときはふらりと知らない街にでも赴き、街中華でもたしなんで、小さな公園で文庫本なぞ開いて、数ページ読んだところで飽きて、帰途。昼寝。気が付けば、頭がぼんやり重くなり、その疲れを風呂で癒す。
 明後日は、そんな日曜日になるかしら。おっと、趣旨からズレてしまった。自己嫌悪ほど無駄な感情はないと、どこかの文豪も言っていた。
 何にせよ、書くしかない。
 
 それはそうと、最近買った本を紹介します。

「現れる存在 脳と身体と世界の再統合」アンディ・クラーク
「スピチュアルズ「わたし」も謎」橘玲
「統合失調症の一族 遺伝か環境か」ロバート・コルカー
「戒厳令下の新宿 菊池成孔のコロナ日記2020.6‐2023.1」菊池成孔

 ちなみに、菊池成孔先生の本はサイン本どす。自慢。千葉県銚子市出身だそうで。「小説の書き方」の森沢明夫先生も千葉県出身。「地図と拳」の小川哲先生も千葉県出身。なんだろう、引き合うモノがあるのだろうか。
 ま。単なる偶然であろう。ちなみに、私は乱読しがちである。当代随一の飽き性であり、何をしても上の空。書き物をしているときか、映画を観たり、詩集や小説やなんやかんやを読みふける。そんな時しか、集中できない。社会不適合者。その称号を甘んじて受け入れて、前進あるのみ。そのままジャックナイフで、吹き飛ばされ死ぬかもしれない。
 蛇足。それは、気持ちいい自己嫌悪。ああ、無駄な思考だ。

 うぇ。最後の最後にひとつ。
 おススメの、本の購入方法を紹介して了としたい。まず、紀伊国屋書店の如く大型書店へ赴く。一切、中身を確認せず、当然、ネット検索はもってのほかにし購入。そう、ジャケ買いである。これは意図せず、良書に出会える方法と言えよう。根拠は無い。適当に書いている。前述した「最近買った本」の、「戒厳令下の新宿~」はこの方法で入手。
 菊池成孔先生の存在は、本を買うまで知らなかった。装丁のセンス、サイン本、野生の勘によって我が手元に鎮座。人生は冒険である。万難配された、計算の行き届いたライフプランなんて、牢獄にいるも同然。本を買う時くらい、自分を信じてもいいじゃないか。

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