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学校に行かない子どものアトピー

以前コロナで学級閉鎖になっていたころ
アトピーの子供が増えて
特に小学校の子供さんが良く来院されました

部屋に閉じこもっていることで
ストレスで
肌の弱い子はアトピー様症状として
でるんだろう、と予測できました

アトピーになってから
学校に行かなくなる子もいます

痒くて傷だらけだから
痒みがひどくて落ち着かないから
痒みがひどくて朝に起きることができないから

学校に行けなくなることで
お母さんはとても心配して
何とかして学校に行かそうとします

しかしそれはあまりうまくいきません

実際に痒すぎて夜眠れずに
朝になってようやく寝るので
どうしても起きることができません

そうすると
学校に行きにくくなります

親御さんは何とかして学校に行ってほしい
授業が遅れたら大変だ
何とかして、行かせたい
と思う人が多いでしょう

でも、行けないので、無理やり生かすわけにはいきません

こどものアトピーを良くすることが目標で
薬で良くならないときは
リバウンドが来ます
猛烈な痒みと不眠で
生活のリズムが変わります
そんな時は
なんとかして学校にいかせたい
という気持ちは、もう手放すことが大事です

気持は良くよくわかりますが
休養させる方が良いです
実際に眠くて無理だったりします

そして、かゆみを止めるために
薬を使うことを当たり前と思わないでください

薬を塗らなくても
アトピーは良くなっていきます
昔から、薬を使わずに
良くしてきました
また、
学校に行きたがらないのは
それはアトピーだけではなくて
それ以外の原因があるかもしれません

学校がいやかもしれない
親御さんとの関係はいかがでしょう

アトピーで学校に行けない子供さんを見ていると
決してアトピーだけではない
問題が親子関係に隠れている
と思うことがよくあるのです

お母さんに甘えたい
って思っているかもしれません

お母さんと一緒にいれる時間です

痒いからではなく
お母さんと一緒に入れるから
学校に行かない
そんなことがあります

子供さんのそんな気持ちを
みてあげてください

子ども時代って
お母さん必死ですが
すぐに終わってしまいます

こどもは自分の子供時代の事をよく覚えています
お母さんに抱っこされたあったかい感覚を
優しくよしよし来てくれた
安心感を
つらい時に一緒にそばにいてくれた
信頼感を
心が覚えているんです

特にアトピーや病気で自分が苦しい時の
お母さんの優しい態度や
心のこもったごはんや
心遣いは
子どもの心にお母さんの暖かい愛を
刻んでいるに違いありません

休みたいという子供の気持ち
今を大事に
そして
かける言葉を大事にしてください




























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