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【詩】一等星

都会の空に ひときわ輝く 一等星
皆から綺麗だと言われ
皆から褒められ
皆から囃され
皆から妬まれ
そして皆から指をさされた 

本当は誰よりも「弱さ」の意味を知っていて
本当は誰よりも「寂しさ」の意味を知っている

きっと 誰よりも努力したのだろう
だから 誰よりも孤独になったのだろう

大切な貴方へ
私が今、こうして貴方の隣りにいる理由は
貴方が「一等星」だからじゃない。

優しくて 不器用で 
まっすぐな 貴方が好きだから


「強さ」って 何なんだろう。
いつかの貴方が 泣きながら私に聞いた。

貴方の強さが、今頬に伝う。

貴方が流すその涙が、強さじゃないかな。
弱さを知っているその涙が、強さじゃないかな。


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