読書感想文 12

友村 晋(2023) "2023未来のビジネススキル19"(株)日経BP発行

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紹介されていたスキルを羅列するのが面倒なので、上記のお試しページを読んでいただけると幸いです笑。

これからの仕事に必要なスキルを19個が紹介されています。

気になったところをまとめてみました。
今回気になったのは、以下6点です。
・ラッダイト運動 
・2006年にGoogleがYoutubeを買収していた!
・他の未来予測本を読んでみよう
・海外のニュースサイトを見てみよう。
・WHOによる今後の死亡リスクが一番高いのは、精神病とうつ病。
・習慣力
・スキル19 ウェルビーイング力

この中の3つについて意見を言ってみます。

1.ラッダイト運動!
 この運動名は初耳だったのですが、人類史にはあるとは思っていました。映画"チャーリーとチョコレート工場"の主人公のお父さんが、機械に歯磨き粉の蓋を閉める仕事を奪われて、就活者になってましたしね。

詳しくは、こちら、
<https://www.mlit.go.jp/hakusyo/mlit/h28/hakusho/h29/html/n1131c02.html#:~:text=>

 この運動は、機械に仕事を奪われた人々が機械を壊し始めた運動で、1811-1817産業革命真っ盛りの英国で起こった労働者と経営者の集団交渉の形態の一つだったと説明されています。6年もの間に多くの労働者が機械や工場の破壊行為を繰り返し、最高刑として死刑が執行されることもあったとか。
 著者は、今のデジタルおよびICTに仕事を奪われると恐れている人がスマホやパソコンを破壊してるもしくは触ろうとしないことはこの運動に似てると述べています。
 すでに、そうしたICT等の仕事の自動化の開発を阻止したり、サービスの利用を控える運動を"ネオ・ラッダイト"と呼ばれることもあるそうです。
 デジタルが格差を生むのと自動化の波のは止められないと個人的に思っているので、パソコンを使わないとどんどん時代に取り残されてしまうでしょう。機械による大量生産、大量消費時代の昭和があったように。反発するものは死刑だーということにはならないと思いますが、仕事がなくなるでしょう。
 特に超高齢社会の日本では、パソコンが使えるだけでも市場価値が上がりますが、グローバル化によって日本人の給料よりも低い賃金で海外のプログラマーやICT世代を取り込めるので、パソコンとスマホは怖くて使えなーいと言ってる日本人は社会からはみ出て、仕事を失うのは必然とも言えるでしょー笑笑。
 国もデジタル田園都市国家計画というネーミングセンスを疑うのプランを出しているので、国からの就労補助には、必ずデジタルがついてきます。もう逃れられません。
 とりあえずプログラミングから学んでみてはいかがですか?それ以外にもMicrosoft officeシリーズを使いこなせるだけでもいけます!

2. 著者は、2006年にたった2000億円でyoutubeを買収したGoogleはすごい、先見の明があったと言わざる得ないとのこと。つまりyoutubeもベンチャーだった!2005年2月にyoutubeが設立された。その後2年足らずでGoogleに売ったのである。
 とある記事によると、創始者は話を持ちかけられてからから2ヶ月でGoogleに売却することを決めたとか。つまり2000年前期から、デジタル化の波がきていたということだ。動画共有サイトとしては、我々オタクがよく使っていたニコニコ動画が日本にはありましたが、グローバル化のトレンドには追いつけなかった。(アニメ文化も世界的知られてなかったし、"住民権"もなかった。)
やはり、英語が大事。海外ニキたちによるアニメ布教のおかげで日本の文化としての地位をアニメは得ることができました。
 日本もベンチャー企業から新たな産業を作ることが大事だとやっと気づいたのか、色んな企業や行政が起業家のために場所を作っているけれど、国際的に動けないのであれば、やはり井の中の蛙になってしまうのではないでしょうか?  
 とりあえず日本に、新たな産業を作らないことには、なにも始まらないけども、そのあとは必ずグローバル展開も視野に入れてほしい。
 また、これからはアマチュアや素人がプロの世界に気軽に入れるようになるので、自分の仕事にブランド力をつけないと生きていけないし、大企業や業界であっても新参者に仕事を奪われることがよく起きるようになるようだ。テレビ業界や出版業界が、Youtubeや電子書籍に利益の大半を持っていかれたように。

3.ウェルビーイングスキル
 さて、いろいろなスキルを紹介してきた著者さんですが、やはりこのスキルが今後重要と言っていました。カタカナよりも英語表現の方がしっくりすると思うので書きます。
 "Well Being Skill"となりますね。
著者さんも言っていましたが、つまり"自分の機嫌は自分で取る!"ということです。
 みなさんは"働くのイヤァー、労働嫌いー!,不労所得が欲しい、FIREしたい!"と言って働くタイプでしょうか?それとも、"仕事をしてないと、社会貢献した気がしない!世の中のため、ひいては自分の為に働くぞー!"というタイプでしょうか?
 私はがっつり前者タイプでして、週に5日仕事に行くことに憂鬱になっています。しかし、そんなことは言ってられないし、後者の考え方のほうがスキルが身につく速度が速かったりします。
 ということでいつも後者のようなメンタルを保つことが重要なわけですが、ここでここのWellbeing Skillが重要なわけです。
 方法はいろいろあるのですが、著者は現状に不満があるなら、逃げ出すことが選択肢の一つであると言ってます。逃げるは、恥だが役に立つというドラマがありましたが、あれは元々ハンガリーという国のことわざだそうです。
 結婚という固定概念から逃げた2人が、契約結婚という新たな境地に辿り着き、2人の納得する方法を見つけ出すのに役立った!仕事で疲れて帰ってきてもパートナーがいる、精神が安定する!というのに似た展開を起こすのです。

 みなさんは、仕事というのはお金をもらうために仕方なくやってる、なので残業代は通常の1.2倍かそもそも出ないし、休日出勤も当たり前で、週6連勤しても、なけなしのお金が生活費の最低限もらえるならいいやと思い、ブラック企業に勤めていませんか?みなさんが働いている時間は、100年という限りある時間の中で、切り売りしてるものになります。おそらくそんなメンタルでいては、いずれ精神崩壊が待っているでしょう。(ちなみにこの"時間の切り売り"というフレーズは"限りある時間の使い方"という本にも出てきます。読んでみてね。)
 そんなとこから抜け出して、自由な時間を作り、自分の趣味や得意なことを見つける旅に出たり、趣味や得意なことを活かした仕事に転職するほうが精神的にも良いでしょう。
 趣味が見つかれば、仕事で傷ついた心も癒せるようになります。
 自分の精神を安定させる所作や行動も見つけることが今後必ず必要になってきます。つまり自分に役立つのです。

アニメ"かぐや様が告らせたい"で出てきたルーティーンみたいなものです笑笑。

 なぜ必ず来ると言っているかというと、著者も紹介していた 
 Eurasia Group Top Risks2023というユーラシアグループというコンサルタントの会社が調査した物の中に精神病の患者が今後爆発的に増えるとしていたからです。まあ、変化の激しい時代兼正解がない時代なので、
 "正解がないと不安というか、正解がないものは認めない教"の 日本人及び世界の人々の大半は、認知的不協和という脳のエラーによって精神疾患を絶対に患うでしょう。なぜなら正解を知らない誰かを信じられないから。
 というわけで、これからは誰でも精神疾患になるということを前提に、予防策を打つには先に述べたことが重要になります。

 以上の3つが、今回の感想になります。ここまで読んでいただきありがとうございました。次回はもうちょっと短文にしたいものです。
 以下にこの本を読んでた時に気になったフレーズと思ったことを残しておきます。なんか気になったら、この本を読んでみてくださいね。

・"海外のニュースサイトの中東系アルジャーラ"
これは初耳。サイトを訪ねて、動画を見ると中東の情勢を中東に住む人たちの目線から報道してくれるので、異文化の理解に役立つ。ちなみに言語は英語。

・"瀧本哲史著"君に友達はいらない"によると全てはコモディティ化する。コモディティ化に対抗するためにはブランド力強化、スキルの掛け合わせが大事"

 つい最近似たようなことを、とあるプログラミングスクールの紹介で聞いたけど、元ネタはこれだったのか。ブランド力を高めたい。

・"好き、得意、市場の3つがかけ合わさったスキルが磨くものとしてはおすすめ"
いまだに得意なことが何か、自分の中で定まってないので、どうにかしたい😰

"自分を見つめ直すスキル大事
人がより多く失敗する時代になる!"
 失敗に落ち込み、自信を喪失して、見つめ直すことも嫌になるが、そうゆうことが度々起こるようになるのであれば、いつまでもクヨクヨ出られませんな。結果から学ぶものを探そう。
 嫌われる勇気も必要だー!精神復活にはアドラー心理学を使ってみたい。

"生成AIを操るプロンプトエンジニア"
 これには将来性がかなりありそうなので、できるか試してみたい職業ではある。

"習慣力のスキル
簡単な目標を毎日こなすことが重要"
 習慣力に関する本は、スティーブン・R・コーヴィ氏の"7つの習慣"を読んだことがあるが、最近話題のジェームス・クリアー氏の"複利で伸びる1つの習慣"も気になる。習慣つけるのはかなり厳しいことがわかる。週3でジムに行くと決めてはや2年。

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