見出し画像

個性を大事にしていこう。意識的にも無意識でも。

今日はいつも通り仕事を終え、近くのスーパーで買い出し。昨日に生姜焼きのお肉を香ばしく焼き上げようと、材料をまな板に並べたまでは良いが、肝心の”生姜”が無い(チューブタイプも空)。ふと、脳裏をあのフレーズが駆け巡る。待てよ。今日の食事を無に帰するかもしれないこの大事な場面で、私は何を思いついているのか。理性があるはずの自分の心に再度問いかけると、諦めの声が聞こえてきた。そしておもむくまま私は発言した。「しょうがない。明日買いに行くか。」

今日はそれだけを買い、無事に香ばしい作品が仕上がったとさ。さて、今日は個性を大事にということでお話ししていきたい。

”好きな人が好きなものを好きになる”ということは私は良くある方だった。この言葉には色々な意味に捉えることができるのだが、私自身は自分の持つ趣味を大切にしたいと思った時に、この言葉が心の片隅にあり、意識的にも無意識にも行動した結果が自分の個性を磨く要素になったと思っている。

例えば、音楽を聴くにあたり誰しもが好きなアーティストが出てくることがあるだろう。音楽性、ビジュアルや性格、普段の表情、TV番組での仕草や受け答え等で一人(またはグループ)に魅力を感じ、もっと深く知りたいと公式ホームページを観たり、ファンクラブ会員入会やライブメイキング映像を四六時中眺めていたりなどはいずれも好きなアーティストがどんなことに興味を持ち、共感し、個性を引き立てる要素になっているのか知りたいと思うはずだ。

私は”aiko"の楽曲に心打たれ、彼女がどんなアーティストに興味を持ったかが気になった頃があった。学生時代に観ていた音楽紹介の番組の中で”stevie wonder"という黒人歌手が好きだったということを知る。私が好きな名曲が生み出されたルーツ(原点)を探るべく、聴き慣れない洋楽CDコーナーへ足を運ぶ。”S”段からその名のベストアルバム的一枚を手に入れて聴いてみる。流石に数十年前の作品とあって、多少録音機能の物足りない音で聴こえるものの、奏でるハーモニーに身体は自然と揺れていた。私はそれからR&Bに興味を持ち、soul、jazzといった音楽ジャンルを知ることに繋がり、音楽を愛する人達とも繋がりを持てた次第である。

何かに魅力を感じたときには、きっと理由があって魅力を引き立てる要素が存在する。魅力を感じた瞬間からそれはあなたの個性だと感じる。個性を深く知りたいのであれば、好き、又は尊敬する方の好きなコト・モノを知ることが遠回りのようで近道になる。多様化する社会で個性を大事にできる自分でありたいと良く感じている。最近良く読む本の影響も大きいとは思うが、個性を磨くことについて自分なりにまとめてみた。

もし機会があれば個性を磨くという意味で、好きなことから派生した好きなことを探してみるのもありだ。心に問いかけてみて欲しい。でも、お腹空いている時や、誰も拾わないダジャレを言いたくなった時はそれは“しょうが”ない。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?