見出し画像

FF10で深く心に残っていた、心地よい”音作りの専門家”たちのお話

ベースを始めて早2年、低音層の響きにも耳が慣れてきた今日この頃。バンドでセッションをすることで、自分が出している音がどのようなものか改めて感じることが出来た。そして音を意識すると、自分の中で心地よいと感じる音が見つかったりする。ギター、ピアノにしかり、水の流れる音や民族楽器などもそうだ。人それぞれ心地よいと感じる音もあることだろう。そんな音の要素を繋げて、楽曲を提供している"音作りの専門家”たちがいるのをご存知だろうか。今日は、私の好きなゲーム作品で、楽曲提供している3人の専門家を深堀りしたい。

私は大好きなロールプレイングゲーム「Final Fantasy Ⅹ」で流れるゲーム中にバックグラウンドで流れる音楽を良く聴いている。その楽曲を提供する”植松伸夫”氏のストーリーを感じさせる作曲が好きで、休日の夜はこうしてブログを書きながら作業を共にする。好きな曲で「いつか終わる夢」があり、悲しげに聴こえるオーボエの音色と中盤あたり壮大に広がるときに鳴るオルガンの音も特徴的だ。

先日、別の記事でも一部の曲を紹介したのだが、私は思い違いをしていたらしく、どうやら”植松伸夫”氏以外にも楽曲提供者がいたことを伝えきれていなかった。実はⅠ〜Ⅸというシリーズでは”植松伸夫”氏が作曲、Ⅹから複数の作曲者によってこの作品が手掛けられていることを知った。

深淵の果てに」「雷平原」、これらの楽器曲の提供者は、”浜渦正志”氏であることをようやく気づいた。曲調はクラシックを感じさせるストリングスで基調としたり、畳み掛けるピアノの旋律に心を掴まれる。当時プレイしていた時から記憶に残る楽曲で、フィールドを歩く作風ともマッチしていた。

”仲野順也”氏の「幻想」という曲は、ベルの音が心地よく、パーカッションがそばでリズムを刻む。耳を澄ますと風が流れる自然音も聴こえてきて、オーロラを観ながらでも聴きたい気分になる。”植松伸夫”氏と一緒に手掛けた「萌動」はメロディが場を盛り上げつつも、民族楽器やハープの音色が心地よく調和されて奥ゆかしい雰囲気だ。

色々な楽曲を通じて、当時のプレイヤーには場面が蘇って懐かしさ感じさせてくれている。少年時代に音楽について考えることなくプレイしていたけれど、自分の感じた”音の心地よさ”は深く心に刻まれ続けていた。音作りの専門家たちへ尊敬の意を示しつつ、これからも音楽を楽しんでいきたい気持ちだ。

この記事が参加している募集

心に残ったゲーム

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?