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第46回議論「Office365を活用した歴史総合の授業」                                  (「歴史総合」研究チーム)

「歴史総合」研究チームから「Office365を活用した歴史総合の授業」といった内容でご発表をいただきました。
先生の経歴などのお話もあり定時制でのご経験が今の授業づくりに繁栄されているといったお話もありました。
現在の勤務校では4科目を担当されてお忙しくされている中、歴史総合は非常勤講師の先生と組んで相談しながら問いを作成しながら行っている現状です。

指導要領を今年度初めにもう一度読み直し、新しい「観点別評価」の導入もあり、生徒が「考える・書く・話し合う」をベースにした授業づくりをされているということでした。
授業の進め方ですが、基本的に教科書には良い問いがあるといった印象。山川の教科書(青色のもの)には史料も盛り込まれており、教科書で授業をすすめ、印象に残っていることとしては、「紙でもデジタルでもできることはデジタルで」ということ。

生徒にとっても教員にとっても負担となる紙はできる限り最小限にすることでより意欲をもって取り組むことができるのかなとも思いました。

ご発表の中でも起こった現象ですが、デジタルはその場でなにか不具合が発生する可能性がゼロではないこと。
それで時間の浪費になってしまうこともある。また、最後に問題点はあげてくださりましたが、「模範解答があるのでそれを暗記しようとする生徒も必ずいる」ということ。ここは研究会の全員が問題意識を持つところではないかと考えました。

【以下、議論】
・思考には「歴史的な見方・考え方」を働かせる場合と,知識を加工してクリエイティブに違う 知識を考える創造的な思考がある。
・共同編集など,生徒のアウトプットには,ICTツールは欠かせない存在なのではないだろうか
・生徒へのフィードバックを大切にしたい。ICTやoffice365で生徒の意見を一括するシステムを開 発できないか。
・評価に際して生徒への共有もさることながら,教員間のコンセンサスが極めて重要
 →年間を通じて活用できるルーブリックがあれば,そういったことも可能になるのではないか
・子どもを中心に据えた学びというコンセプトを評価にも反映させることが不可欠
・観点別評価というものは本来的に不可分なものを分けてしまっているだけに,割り切りをつけ ることで面白い授業を作ることに準備を進めることが大切なのではないか。
                                 参加者22名

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