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「コーヒー」のための、コーヒー

どうして、はじまりはおもしろいんだろう。

自分がかく小説でも、人が書く小説でも。

そのあと、ずっとおもしろいものもあるけど、

本も、ドラマも、シャンプーも、しだいに、つまらなくなる。

慣れ。

それはそうだけど、きっと、はじめは、それをすること自体が、たのしみだった。

どんな使いごこちなんだろう? なにがはじまるんだろう?

けど、よみ進めるうちに、ページをめくることが目的になって、

「よむ」ことをしなくなる。

効果ばかりを気にして、きにいっていた化粧水のテクスチャーをうたがいだす。

ああ。

これじゃあ、すきなものが、どんどん、なくなっていく。

だから、今日は、「よむ」ためにnoteをひらく。

「かく」ために、書く。

できるだけ、手綱をつけて、いまをたのしむ。


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