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心の動き_トークの教室【読書メモ】【虎吉の毎月note(4月)】

旅のトークは「どこに行ってなにがあったという出来事」だけでなく、いろんな語り方があります。とくに「その時こんな風に思ったという心の動き」で切り取れば、平板な出来事も立体的になるのです。

トークの教室_藤井青銅


藤井青銅さんをご存じでしょうか?色々な肩書があると思いますが、自分の認識では『ラジオの放送作家』です。現在は『オードリーのオールナイトニッポン』を担当されています。以前は『ウッチャンナンチャンのオールナイトニッポン』や『伊集院光の Oh!デカナイト』を担当されていました。

オードリーの若林さんに薦められて本書を書かれたそうです。ラジオの裏側を覗いてみたかったこと、人と話すのが苦手なのでトークのコツをつかみたかったことが購入したきっかけです。

本書はトークはもちろんのこと、noteの書き方についても参考になると思います。

4月からnoteへの投稿を始めた方もいるかと思います。投稿したいけど何を書けばいいの?と困っている方にも本書はお薦めです。


ちょっとした好奇心や違和感や、おせっかい、早とちり、野次馬精神、嬉しい、恥ずかしい、羨ましい、腹が立つ、不安感、ガッカリ感、後悔…など、どれも誰だって持っている普通の感情です。自分のそういった気持ちをテコにすればいいだけです。

トークの教室_藤井青銅


おお、なるほど。自分の感情を足せばいいのか!

noteでは読書メモや3行日記、エッセイなんかも投稿していますが、読み返してみると単に事実を述べているだけだったりします。わざわざ、投稿するほどのことでもないなと思ったりします。でも、そこに感情を足すとなんだかオリジナリティが出るような気がします。

印象に残るnoterさんは『心の動き』を上手に表現されているなと改めて思いました。


「いかにも芸人らしい突飛な行動やおかしな経験でなくてもいいんだ。キミは自分の話を誰かに聞いてもらいたいんだろ?自分に興味を持ってもらいたいんだろ?うまくいかずに悔しかった、恥ずかしかった、せつない、惨めだったとか、本気で聞いてもらいたいことの熱量は相手に伝わる。だったらキミのそのトークを面白がってもらい、結果的に笑ってもらえばいい。いや笑ってくれなくても、共感してもらえればいいじゃないか」

トークの教室_藤井青銅


自分の話を聞いてもらいたい。興味を持ってもらいたい。きっと熱量があれば伝わるはずだ。共感してもらえるはずだ。そう思って、note に投稿しているのかもしれません。

それでは、最後にこの一言で締めたいと思います。


「オチなんて、なくたっていいんですよ」

トークの教室_藤井青銅





虎吉さんの企画にも参加しています。
お題は季語シリーズで『4月』を選びました。


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