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トマトを生で食べる危険性

こんにちは、ちょらです。

トマトというとリコピンが豊富な野菜として有名ですよね。
リコピンはトマトの赤色を作り出すカロテノイドの一種で、強い抗酸化作用があるため、健康や美容に良いとされています。

抗酸化物質というとビタミンEが有名ですが、リコピンはビタミンEの100倍もの抗酸化作用があると言われている程です。

しかし、トマトやミニトマトは生で食べるとお腹を壊したりする場合があります。

今回はそんなトマトの栄養や食べる際の注意点などをまとめていきます。


トマトの栄養

トマト・ミニトマト100g当たりの栄養成分

トマトとミニトマトの栄養成分です。
トマトはミニトマトより水分が多いため、ミニトマトより栄養が低いですがカロリーも低いことがわかります。

上記以外にもマグネシウムやビタミンBなどの栄養素も少量ですが含まれています。

リコピンはミニトマトの方が豊富

トマトよりミニトマトの方が栄養価が高いですが、リコピンもミニトマトの方が多いです。

リコピンはトマトの皮に含まれる成分で、日差しなどからトマトの中身を守る役目があります。
そしてトマトの外皮はミニトマトの方が厚いです。グラム数当たりの表面積もミニトマトの方が広いため、トマトに比べて3倍程リコピンも多いです。

リコピンの吸収を2.7倍にする方法

リコピンの吸収率を高める方法はケチャップなどの「加工食品」を利用したり、「加熱調理をする」ことが挙げられます。

加工食品や加熱調理をすることでトマトの細胞壁が壊れてリコピンが吸収しやすくなります。
生で食べる場合に比べて、リコピン吸収率は2.7倍、抗酸化作用は1.3倍になると言われています。

加工食品というと、添加物などの影響によって避けている人もいるかもしれませんが、リコピンという点では生食よりも多いです。

その他に吸収率を上げる方法としては油と一緒に摂ることも効果的です。
リコピンは脂溶性ですから油と一緒に食べることでリコピンが吸収しやすい形に溶けます。
また、キャベツや玉ねぎ、にんにく、大根などと一緒に食べると野菜に含まれる酵素によって吸収しやすくなります。


トマトを食べる際の注意点

トマトには水分やシュウ酸が多いため、食べ過ぎには注意です。
また、トマトの皮に含まれるレクチンは一種の食物毒ですから、人によってはお腹を下す場合があります。

  • 水分が多い → 体が冷える

  • シュウ酸が多い → 胆石や尿路結石のリスクがある

  • レクチンの食べ過ぎ → お腹をこわす人もいる

シュウ酸はほうれん草に多く含まれる成分ですが、トマトにも少量含まれています。
シュウ酸はカルシウムと一緒に摂ると排出されますから、キャベツなどと一緒に食べると影響が少なくて済みます。

また、レクチンは加熱することで壊れますから、リコピンの吸収効率を高める意味でも加熱調理することがおすすめです。

まとめ

  • トマトよりミニトマトの方が栄養価が高い

  • リコピンもミニトマトの方が3倍多い

  • 加熱調理やキャベツなどの野菜と一緒に食べるとリコピンの吸収率が上がり、シュウ酸やレクチンの影響を少なくできる

  • 加工食品でもリコピンの吸収率は生食より良い


それではありがとうございました。
健康生活をお過ごしくださいっ!



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