【生き方】九段下でボロボロ泣いた日。人生見つめ直せた日。
タイトルだけ見ると、下積みの長かったミュージシャンが念願の武道館に立つ夢を叶えたように見えなくもない。
が、違う。
就職面接での出来事だ。
ぶっちゃけ、武道館は大スルーだ。
その日、元々医療系専門職であった私は、再就職のために3ヶ月のニート期間の重い腰を上げ、面接へと向かった。
九段下。アーティストのライブでしか降りたことがなかった街。
久々に人と喋るので、憂鬱な気持ち、緊張、私を必要としてくれるのだろうかいろんな思いがあった。
面接会場につくと、5分ほど待合室で、待っていてと受付嬢に促される。
ちょうど5分くらいして面接官が現れる。
奥の個室へ通され履歴書を眺めながら、経歴の経緯を聞かれた。
私は20代後半で今まで4度転職をしており、経緯を話していった。
人間関係のトラブルで辞めた経緯ではないが、
転職回数も多く面接官の心象はあまり良くなかったのだろう。
面接官「君、自分が無いよね」
「え…」
そう言い捨てられた。
「うちは本気で仕事をしてる訳。そこの所どうなの君は働けるの?」と。
突然のことに動揺し言葉が出なくなってしまった。
あ、圧迫面接だー!!!!!
はじめてのことに動揺した。本当にあるんだと。
自分が無い…と言っても簡単な経緯を話しただけで、経歴をパッと見ただけで、ここまで決めつけてくる人がいるのだろうか…
頭が真っ白になった。
不名誉だが現実に、初対面で本気で仕事をしない奴認定を受けてしまった。
そんなことを言われて、
ここで働かせてください!!!
ってなる?
親が豚になって囚われてるとかじゃない限りお断りだった。
私はどちらかというと自分のことを話すのが得意ではない。
mbtiでいうINFJ(提唱者)であり、HSP気質があって自分で言うのもアレだが繊細なめんどくさいやつである。
そして、自分のことを話そうとすると涙が出てくるタイプなんだ。なぜだろう。
同じタイプの人はわかる気がする。
そして、言われたそのままその通り…
私は「自分が無い」ので図星すぎて
終始涙目でまともに話すこともできず、面接を終えた。
社内見学の予定もあったが、お断りする羽目となる。
再就職のための面接1発目でメタメタに否定された私は駅のトイレに走った。
涙が…止まらない………
アラサー大泣き事変。10分は泣いてたかも。
なんでこんなに泣いてるのか分析したんだ。
(タイトルの【生き方】回収しなきゃだからね)
ニートで他人軸の私
アイデンティティが、仕事しか残ってない私の
最後の砦の仕事についても否定されたから
悲しくて悲しくて、涙がでてしまったんだなあ。。
九段下の駅のトイレで気がついたよ。
それから
駅のトイレで床が濡れてる時あるじゃない?
あれって汚ねぇーっておもってたけどポタポタと雫が垂れてるのって…
涙なのかもしれない。
実感した秋だった。
あと、本当は面接官も私を否定したんじゃなくて、経歴や姿勢とかを否定してるってわかるんだけど(と、思いたいんだけど)
やはり、言葉は刃になるんだなって思った日。
そして、久しぶりに大泣きした日。
自分を見つめ直すきっかけになった日。
となった。
あーあ、さよなら九段下。早く楽しい思い出で上書きしたいな。
別日の面接も控えているので、その結果についてもまたnoteに載せたいと思う。
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