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『俺たちの箱根駅伝』上・下読んでみた!
池井戸潤の作品はやっぱり面白いですね。上は箱根駅伝本番までのチームでの出来事やマスコミの準備などの話です。下は箱根駅伝本番での話ですね。
本の詳細
著者:池井戸潤
出版年:2024年4月24日
出版社:文藝春秋
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![](https://assets.st-note.com/img/1716885934700-6FmTPKtD92.jpg)
あらすじ
古豪・明誠学院大学陸上競技部。
箱根駅伝で連覇したこともある名門の名も、今は昔。
本選出場を2年連続で逃したチーム、そして卒業を控えた主将・青葉隼斗にとって、10月の予選会が箱根へのラストチャンスだ。故障を克服し、渾身の走りを見せる隼斗に襲い掛かるのは、「箱根の魔物」……。
隼斗は、明誠学院大学は、箱根路を走ることが出来るのか?
一方、「箱根駅伝」中継を担う大日テレビ・スポーツ局。
プロデューサーの徳重は、編成局長の黒石から降ってきた難題に頭を抱えていた。
「不可能」と言われた箱根中継を成功させた伝説の男から、現代にまで伝わるテレビマンたちの苦悩と奮闘を描く。
感想
今まで正月に箱根駅伝の中継って流し見しかしてなかったんですけど、これからちゃんと見ようと思いました。
選手一人ひとり、チーム一つひとつに物語があるのはもちろんのこと、テレビ局側も視聴者にそれが伝わるようにスタッフの配置やカメラの切り替えタイミング、事前の取材などすべてが揃って、あの感動が作り出されているんだなと思いました。
この本を読んで大切なことを二つ学べたと思います。
一つ目、人は何か得意なことを一つ持っていれば強いということ。
選手の中には、タイムは特別速いわけではないのに、厳しい条件下で力を発揮する選手がいました。彼は、悪天候や強風の中でも安定した走りを披露し、チームに貢献していました。
この選手のように、自分だけの得意なことを見つけてこれなら誰にも負けないというものを自分も持ちたいなと思いました。
二つ目は周りの人への言葉の大切さです。
連合チームの監督は、選手一人ひとりの様子を察知し、的確な言葉をかけていました。選手たちは監督の言葉に励まされ、力強く走り抜くことが出来ました。一方、別の監督は選手の心理状態を読み違え、逆効果な言葉をかけ、選手の走りを乱してしまう場面もありました。
言葉は相手を励ますと同時に傷つけることも出来ます。周りの人への言葉は気を付けようと思いました。
箱根駅伝は、選手たちの努力と情熱、そしてチームワークが織りなすドラマです。この本は、そのドラマを鮮明に伝え、私たちに感動と勇気を与えてくれます。
ぜひ多くの人に読んでいただきたいです。
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