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判断業務と定型業務

 ジムに行っている時、可能な限り腰に痛みがないようにしながら運動しているのだが、どうやらその場では問題ないと思っていても、後から痛みが出るということがあるらしい。一昨日ジムに行ったところ、昨日一日が腰痛でとにかく辛かった。幸い整骨院に行く日だったので、行ったついでにめっちゃ痛いことを伝えると、触診などの結果ギックリ腰一歩手前と言われた。今日は大分マシだが、やはり腰痛は辛いものである。

 仕事中にサボってネットサーフィンをしていたところ、気になるワードを見つけた。
『判断を伴う判断業務』

『判断を伴わない定型業務』
である。

 見たことのないワードだが、字から概ね意味は察せる。というよりそのままだろう。『判断業務』はパターン化されていない業務であり、社外や他人と臨機応変に対応していく業務、営業などが相当すると思われる。逆に『定型業務』は、パターン化されている業務であり、事務方、それこそ経理などが相当するだろう。

 『判断業務』と『定型業務』のどちらが良いかということは一概には言えないが、花形に相当するのが『判断業務』だろう。給料ややりがいなどが多いのもこちらであろうし、当然難易度も高い。『定型業務』はある程度予測することができる為、想定外のことが起こらないというメリットがある。

 この書き方だと『判断業務』の方がいいように受け取られかねないが、私はどちらが良いということが言いたい訳ではない。現に私は『定型業務』に相当するであろう経理職であるし、これはこれで面倒なことがたくさんある。仕事に楽なものなどない。

 とはいえ、世間一般で良しとされるのは『判断業務』だろう。転職などで有利とされる、実績として評価されるのもこちらだと思われる。先日の面接の不採用理由に、「実績不足」を挙げられた私が言うのだから間違いない。これは私の接した仕事量の少なさが理由だろうが。

 一方で、事務職などに応募が殺到することからして、世間の人たちは『定型業務』を求めている。営業でも経理でも、同じ時間を働いて同じ給料が出るなら、ぱっと見で楽そうな方へ行きたくなるのはわかる。

 結局、どちらにも需要があって、どちらにもメリットデメリットがある。両方なければ仕事は回らないのだ。

 そして、営業や事務などの違いを表現できる言葉はないものかと思っていたところに、このワードをみたので、言語化できて嬉しいな、という話である。

 私個人としては、『定型業務』よりも『判断業務』をやってみたいという思いがあるが、自分の適性が『定型業務』であるということも理解している。やりがいか、適性かという話になってくるが、現状私は『定型業務』でやりがいを上手く感じられていない以上、『判断業務』に触れてみたいのである。理想を言ったところで、現実を見て打撃を喰らうかも知れないが、それはそれである。

 こうやって、自分の思い言語化できるだけでも、新しい言葉を知った意味がある。何が変わる訳でもないが、ちょっとスッキリするという、それだけの話である。

 

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