見出し画像

苦手は苦手

コロナ情勢は変わりつつあり、マスクは自己判断、5月には五類になる。
「みんなが我慢していた飲み会も、そろそろいけるね!」
と、上司に言われた。
ゾッとした。
そんな自分に、ぎょっとした。

仕事はつらいけれど、職場の人が嫌いなわけではない。
でも、会社の飲み会がない快適さに、すっかり慣れてしまったのだ。

昔から、飲み会が苦手だった。
社会人になってから、というわけでもなく、学生の頃から苦手だった。
中年になって、もういい加減、苦手なことから卒業したいと思っていた頃、コロナ禍になって、飲み会が根こそぎ、生活から消えた。
飲食店の方々のことを考えれば、喜ぶべきではないのだけれど、正直言って、心底、ほっとした。

コロナ前は、3月、4月ともなれば、大小中と、さまざまな規模で、やたらと飲み会があった。
参加を免除されているのは、家庭の事情があるひとだけだ。

何も事情はないけれど、早く帰りたい。
マスクと同様、飲み会も個人の判断にならないかなあ。
「飲み会には行かない」と、決めてしまえばいいのだけれど。

さらりと自分のペースを貫いて、それでいて角が立たない人に憧れる。
コロナ後は、元に戻るのではなく、新しい自分になりたいと思う。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?