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ミニマリストで自由になる! 【読書感想】「手ぶらで生きる」しぶ

様々なことから自由になろう

今回読んだ本は、『手ぶらで生きる。ー見栄と財布を捨てて、自由になる50の方法ー』ミニマリストしぶ著(サンクチュアリ出版)です。

ミニマリストブロガーとしても活躍されています。順風満帆の人生かと思っていましたが、本書を読むとその生い立ちは波乱万丈で、幼少期から裕福→貧乏になり、人生諦めモードになったしぶさんを救ったのが「ミニマリスト」だそうです。

そして、しぶさんが「暮らし」、「モノ」、「体」、「時間」、「思考」、「人間関係」を自由にした話が書かれています。

なににお金を使いなにに使わないかを決めたら、人生が動き始めた話

『手ぶらで生きる。ー見栄と財布を捨てて、自由になる50の方法ー』ミニマリストしぶ著(サンクチュアリ出版)

上記の引用文は、冒頭に記載されている文です。
波乱万丈な人生(※本文に詳細あり)で幸せを考える機会が多かったのではないでしょうか。そんな状況下でミニマリストに出会って幸せになったということは、モノと幸せは密接にかかわっているのではないでしょうか。

また、引用文にあるように本書は ”何にお金を使い使わないか” という基準を教えてくれます。

基準というのは大切です。基準がないと、「休日になにをするのか」、「空いた時間なにをするのか」、「何をしないのか」、「転職での自分の応募基準をもつ」ことで、無駄な時間を過ごさなくて済みます。

転職では、「転勤なし」、「残業なし」、「年収」、「やりがい」など自分の基準を持っていないとミスマッチもおきますし、面接でも発言がぶれてしまい採用にならないケースが多々あります。

この本で、ミニマリストとしての基準が持てるようになったのは非常に良かったです。

ちなみに、この本も最初に生活の写真がありました。それによりイメージが持てたのは良かったです。

食事は1日1食

健康のために、1日1食にしているという人は著名人などでも多いと聞きます。

私たちは子供のころから1日3食が当たり前でしたが、日本人が1日3食になったのは、江戸時代からで、それまでは2食だったそうです。

さらに遡り、狩猟採集の時代などは獲物が取れず木の実だけとか、食べられないときもあったのではないかと想像します。

なので、人間が1日3食になったのは最近のことで、実はそれが多すぎるかもしれません。

最近1日1食がいいことや低GI食品で血糖値をゆっくりあげていくことが身体によく、そして不純物がないクルミ等をとり、加工品をやめるだけで老化を抑えられ健康になるといわれています。

なるほど!! 
1日1食をやってみると、学習や仕事のパフォーマンスが上がる気がしますし、体は確実に軽くなります。なにより節約になります。

しかし、無理はいけないので程々がいいでしょう。自分にあった食生活にし、加工品を極力とらないと健康にも良く、仕事、勉強の効率を高めると思います。
清涼飲料水は最近飲むと体が重くなり、肩がこるので体に合ってなく、健康に悪いと思いました。

カフェインのない生活

コーヒーって素敵ですよね。コーヒーがある空間というのは大好きです。コーヒー匂いがあるだけでゆったり時が流れるように思います。でも、カフェインは体内には基本的には毒なので副作用もあります。本書でもカフェインについて書かれていました。

しぶさんは1年以上もカフェインレスの生活で、「気分の浮き沈み」、「夜中目が覚めない」、「頭痛やトイレの回数の減少」という効果があったといいます。

僕は1日コーヒーカップで10杯飲むくらい飲んでいました。「気合を入れる」とか「集中をするトリガーで」とか言い訳をしながらエナジードリンクも毎日飲んでいました。

そのせいでか、躁鬱のような感じになりました。飲むと気分が上がり集中力があがりますが、カフェインがきれるとやる気がなくなり、何もやりたくなくなりイライラしてました。頭痛も多かったです。

あと、カフェインは利尿作用があります。脱水を防ぐため水を多く飲むので、トイレに行く回数も増え、寝てもすっきりしませんでした。

デカフェにすると気分の浮き沈みが減り、頭痛もなくなり、トイレの回数も減ったため水道代は減りました。ただ、デカフェは高いので難しい問題です。※カフェインは病気防止など研究結果がでているので一概に悪いとは言えないのでしょうが・・・

また、エナジードリンクはカフェインだけでなく白い砂糖が多く使われており(冷たいと人間の舌は甘さを感じずらため想像を超える量…)糖尿病なのどの生活習慣病になる懸念もあります。

やっぱりキャリーケースに収まる生活

やっぱりここでも出ました。キャリーケースに収まる生活!!
物欲は人を動かす原動力になりますが、基準をもって必要なモノだけにしましょうということです。

これは、他のミニマリストの人も言っていますが、最終目標はここなんだろうな~と思いました。
このくらいまで減れば豊かになるのかもしれません。

本は所有するものでない

僕は、読書好きというか本が大好きです。たまに、集めることが目的になっているのではと思うときがあります。
最近も買って内容を知っただけで満足し、「これだけ読んだ~」と自己満足していました。

しぶさんは、『知恵を吸収することが目的』といっており、その通りだと思いました。読書は、読んだ知識を実践してこそ意味があります。
所有するのが目的ではなく、実践してこそ!使わないもの、読み返さないものは残しておくことはないと思いました。

しぶさんのミニマリストの目的は

色々な人のミニマリストの目的を知るのは面白いです。しぶさんは次のように定義しています。

ミニマリストの目的は、「物を減らすことで迷いをなくし、大切なものに集中する」こと。

『手ぶらで生きる。ー見栄と財布を捨てて、自由になる50の方法ー』ミニマリストしぶ著(サンクチュアリ出版)

ミニマリストの目的は、言葉は違えど
「モノを減らすことで選択肢を減らし達成したい事に集中すること」だと思います。

モノをただ減らすのではなく、何か人生で達成したい事などがあり、それを達成するために有限である時間をいかに集中させるか。そのために、選択肢を減らし、迷いを減らし、行動することで達成に最短で近づける。そして、幸せなどのプラスの面に目を向け大切なものに気づくことだと思います。

ミニマリストで自由になり、人生を楽しみたいと思いました。

ミニマリストって深いな~と思いました。

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