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初めて手描きMVを作ってみての感想

昨晩、5日間の軟禁生活中に制作していた手描きMVを公開しました!
制作に没頭してみての感想をつらつらと書いてみようかと思います。
(本日、タイピングの調子が悪い模様)

ハウツーと言うより舞台裏(?)の細かいあれこれを楽しんで頂けると幸いです。



本日のご挨拶

おはようございます、雪猫なえです。

実は帰省中に両親共にコロナに感染してしまい、濃厚接触者の雪猫も軟禁生活を強いられておりました。あ、雪猫派至って元気です。ありがとうございます。(誰も訊いてないからぁあ)
そこで、コミティア用の原稿を描いていればいいものを、思い立って以前から作ってみたかった手描きMVを作ることにしました!(どういう風の吹き回しですか)今日はその感想です。



全体的な感想

まず第一声を上げるならば、「楽しかったーーーーー!!!」でしょうか。
大変であったことは間違いないですが、何もかもを手探りで、試行錯誤するのは久しぶりでしたし、原点回帰している気分でした。

初めてコピックを使った日、初めて板タブレットを使った日、初めて透明水彩絵の具を使った日、そんな「初めて」を再体験する5日間でした。
もっとも、使う道具自体は使い慣れた道具達なので、頼れる仲間的なスタンスだったわけですが。

道具ごとまるっきり初めてなのとは違い、勝手はなんとなくわかった上で制作過程のみ初めてという状況は、イライラすることが少なく、純粋に楽しいと思いながら制作に当たることができました。
どうせ外出できないし、という状況も、仕事せずに趣味に没頭する罪悪感による心苦しさを軽減する要因だったように思います(苦笑)


追記:曲選びの行程

何気に一番苦労するのはこの行程です。
①「失恋」など、作りたいテーマを決めて曲を探す
②楽曲の音源が配布されているかを探す
(ここでつまずくのでボカロを使うっていうも大きな理由です)

この段階で、音源を見つけられないこともしばしば。
雪猫の場合、MVを作るのでボーカルも必要です。歌ってみた用にオフボーカルバージョンを上げて下さっている方が多いのですが、探しているのはそっちじゃない方、なんですよね。

今回は、奇跡的に全部が揃っていて、スムーズに進みました。



絵コンテ不在のまま始まった制作

焦燥感についてはまた別の記事で書きますが、今回は初の制作ということでとりあえず早く完成させたい気持ちが強かったんですよね。なので、本来最初に作る「絵コンテ」を作らないまま制作が始まりました。(おい)
必要なことがわかっている立ち絵数枚を用意して動画ソフトを起動しました。

当然のことながらイラストは全然足りないので新規絵を描いては足しながら制作を進めていきました。どんなイラストが足りないのかもわかっていない状態で進めていくので大変効率は悪いです(笑)
でも、「うあー、イラストが足りないー!」と嘆きながら進める作業も楽しいものでしたよ(笑)

「早く完成させなきゃ」という焦燥感がないであろう次の制作では、ちゃんと絵コンテを用意してから制作(お絵かき作業)に入ろうと思っています。
はい、今回以降もMVを作る気満々です!



立ち絵制作にあたって

MVに限らず動画でイラストを使用する場合、どんなアニメーションを作るにせよ、部位分けの作業(?)があると思います。

今回ももれなくその作業がついてきたのですが、これが頭から抜けていると後から大変な事になりませんか。泣きを見ると言いますか(苦笑)イチから同じような絵を描き直す事態になりかねませんから。それは、結構な苦痛です……!!

顔を例にもうちょっとわかりやすく言うと、作るべき立ち絵は、
①のっぺらぼう
②目のパーツ数種類
③口のパーツ数種類
……といったところでしょうか。

こうやって別々に作っておくことによって、「笑顔のイラスト」、「泣き顔のイラスト」、「真顔のイラスト」と描かなくても、パーツを付け替える要領で表情を作って行くことができます。(同じアングル前提ではありますが)
フィギュアの顔パーツを付け替えるイメージです。

こんな感じでばらけさせないといけないので、頭を使う作業ではあります。絵コンテの必要性はこういうところで出てきます。要するに、「どことどこをバラにしないといけないのか、このイラストは一枚絵でも大丈夫なのか」という判断に迷うことがなくなるのです。どういう動きをしてどういう絵が必要なのか前もってわかっているからですね。



動画編集作業の感想

動画編集も初めてではなく、今まで何度も行ってきてはいたのでソフトの使い方に困ったり操作方法に困ったりすることはなかったです。
少し使っていなかった間に多少のアップデートがあったくらいで。

まずエフェクトの多様性に困ったことは今に始まったことではありませんでした(笑)でもここまでしっかりとエフェクトまみれにすることは今までなかったので今まで以上に迷いに迷いましたね。
フィルターとか、微々たる差で違うものもありますし、どこにあったのかわかんなくなったりして。
次作るときは、絵コンテに当たる前に動画編集ソフトの作業環境整えておこうと思います(苦笑)

エフェクトやトランジション(イラストとイラストの変わり目に使用する演出。ページがめくれるようになる、とかそういうの)が思うようにならなかったり、何故か上手く反映してくれなかったりと四苦八苦した部分もありましたが、わずかな妥協と共になんとかそれらしくまとまりました。



テロップ付け作業の感想

一番最後に字幕を付けます。今回はMVなので、ここで言う「テロップ」とは歌詞のことですね。

黒い四角を長方形に伸ばして画面下部に設置。その上に白い文字を入力していきます。大きさや文字フォントを調整したらネットで拾ってきた歌詞をctl+v(コピペ)します。
(もちろん最後の確認作業のときに漢字はあっているか、アルファベットの大文字小文字は合っているのかをしっかり確認します)

「会いに行く」なのか「あいにいく」なのか「会いにいく」なのか「逢いに行く」なのかってことです。細かい事ですが、非常に大事なことです。
作者としては、一文字一文字に意味を込めているはずなので、そこをないがしろにするのは絶対駄目だと思っています。そこは、誠心誠意チェックします。(それでも誤字っていたら謝罪して修正あるのみですね)



最終確認作業

確認内容は大体以下の通りです。
・タイミングは合っているか
・映像の乱れはないか
・テロップに誤字脱字はないか
・イラストに不備はないか
・音源は正確に流れているか

ここがね、まぁ他のことしながらだったとはいえ、長かったです……!!

雑な正確がここで露見しがちとでも自虐しておきましょうか。それとも細かい所まで気が付くことができるとでも自賛しておきましょうか。
とにかく終わらなくて、細かいところを直してはエクスポートしの繰り返しで、全て終わった後にPC内のゴミ箱を覗いたら動画が7本くらい入っていました(苦笑)何回直したんだ。

この最終調整が凝り性発揮の場面で、タイミングがやっぱり気に食わないとか、(ここでは「気に入らない」っていう綺麗な表現よりも「気に食わない」っていう野良っぽい表現の方がしっくりきます)イラストの雑さが気になるとか、(これは一人で絵も動画も担当していると尚更発生する直し作業かと思います。以来の場合、本人の申告があるならともかく、そこまでこまかーーーいいちゃもん付けないと思うんですよね。一回オッケー出しているはずですし)、エフェクトが上手く作用していないとか前後問題とか(絵の後ろで動いてほしいのか絵の前で効果発揮してほしいのかの調整ですね)。

補足多めの読みにくい文章失礼しました。

そんなこんなで最終調整して、ようやく完成……の前に、前書きを作ります。



前書き作成作業

「前書き」とは、いわゆる注意書きとか前もっての補足説明文とかです。
「【注意】何でも許せる人向け」とか「自己解釈アリ」とかそういうのです。保険屋(保険を掛けたがる)性分の雪猫としては大事な作業です。

先程の動画をエクスポートした上で、動画新規作成画面を開きインポート。
「低クオリティ注意・若干の音ズレ有り」のような警告が動画冒頭に出るように編集して、ここで本当に「完成」です!あっぱれ!!



いざ公開、前のドキドキ

いよいよ公開するという時になるとやっぱり何度経験してもドキドキしますね。

まず考えるのが「どんな誹謗中傷や鋭いツッコミが来るか」、次いで考えるのが「誰も見てくれなかったらどうしよう」ですね。この二つを「まぁそれでもいいさ!」と吹き飛ばすことができたらアップします。

友人達にもリンクや動画そのままを送って任務完了です!万歳!!



次回へ向けて

今回の制作で、大変欲求が満たされたことも、念願が叶ったことも、結構満足したことも間違いありません。雪猫自身、燃え尽き症候群になってしまうのかなとちょっと怖かった節もありました。今まで何度もそんなことがあったので。

でも、なんと驚くことに、リフレッシュと言った方が正しいんですよ、今の感覚としては。動画編集作業が、やっぱり好きなのかもしれませんね。漫画を書くよりも小説を書くよりも楽しい感じはあります。板タブを使えば、細かい動きもマウス操作が100倍程容易にできるのでストレスフレリーですしね。(以前は板タブを使っていなかったため細かい指の動きが結構ストレスになっていました)

と、いうことでまた作りたいなぁと思っています!
実は今回MVを作ると決める遙か前から、作って見たいMVがあるんですよね。ちょっとそれに挑戦して見ようと思います。

何度も言うように、今回の作品は、「質<一刻も早い完成」だったので諸々を妥協しながら先を急ぎましたが、次回はその精神を少し押さえて、「ちゃんと」作ろうと思います。(完璧主義な性質があるので「完成重視」というポリシーも重要なんですよね。うだうだ言う前に完成品を増やせよお前ってね)

本家様宛てに一応言っておきますが、決して手を抜いたというわけではないですよ!?全力で5日間駆け抜けたつもりです!そこは、ね!!

何回も何回も見て聴いて、飽きるほど見て聴いて、向き合って、それでも「好きだなこの曲」と思う「Just Be Friends」はやっぱり殿堂入りの名曲だと思います。


↓↓↓ご本家様の動画↓↓↓


↓↓↓今回作ったMV↓↓↓
*もはや記事で男装のことや動画活動のことは話していますし、多分Twitterから探し当てることも可能だと思うので公開しますが、そういうのが苦手であったり、「中の人」を見ることに抵抗がある方はチャンネルには飛ばないこと、この動画のみ視聴することを推奨します。

(……!?おぉ、改行すると文字列じゃなくてこういう表示になるの!?!?今知ったのですが)


終わります

読んで頂き、ありがとうございます!
雪猫が、書いてて楽しい記事でした(笑)

今後も色々作品を作って行きたいですし、この創作という趣味は一生もの、生涯の付き合いだと思っているので、細くとも続けられればと思っています。(「意地でも続けてやる!」くらい言えやって感じですが)

とにかく、今回で少しですが要領掴んだので、次回以降は、制作時間は延びたとしても効率を上げていければと思っています。よりイメージに近づけられるように、頑張って下さい自分!


それでは今日はこの辺で。また。

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