見出し画像

「対価」とは?

いきなりですが、皆さんはタイトルにもありますが、「対価」と聞いて何を思い浮かべますか?

例えば、知人に対して協力したお礼に何かジュースやご飯をご馳走してもらったり、感謝の言葉をかけてもらったりと様々な「物」や「言葉」をイメージするかと思います。

今回は僕が最近の職場内での会話や、自身の転職活動で実際に面接に行った時の「給料の対価とは?」と疑問に思った話を元に書いていきます。

先日、現職場の方とお給料の話になりました。
お互い役職はなく、いわゆる「一般社員」。
その方は仕事もテキパキできて、周りにも気配りができる素敵な方です。

ある日、Aさん(ここではAさんとします)が、同じく一般社員のBさん(ここではBさんとします)のお給料の事について、「Bさんは大卒だからというだけで、自分よりもお給料をもらってるらしいんだって」と僕に話しました。
僕は軽く聞き流しただけでしたが、続けて「俺も給料上げてほしいなー」とぽつり。
またも軽く聞き流し、僕は話題を変えました。

BさんはAさんと比べるとゆっくり仕事をする方であり、Aさんほどテキパキしている訳でもなく、周りに気配りをする方ではないが、無遅刻無欠席でしっかりと仕事をしてくれています。

磁石で例えるとS極とN極の世界観の2人。確かにテキパキ仕事をしている、気配りができる方がお給料をもらっていても不思議ではない話。
しかし、世の中はそう簡単には自分の思っているようにはならないなと感じたエピソードが1つ。

もう1つは先日、行きたいカフェの面接に行った時の話。
そのカフェは建設会社の街づくりを推進していくという概念の元、飲食事業として数年前にオープンしているカフェで、お客さんも多く、従業員の方が活き活きと活躍されているのが印象的で、僕個人としては凄く好きなカフェの1つ。

面接も順調に進み、最後に上長の方から「どれくらいお給料はもらいたい?」と質問されました。
僕は「給料に対して、多いとか少ない、はたまたこれくらいしか貰えなかった。これだけは最低限貰えないと生活していけないという考えではなく、お給料はその時の自分の実力の評価の表れであると考えて生活してるので、特にこれだけいただきたいという金額はありません。」とはっきり伝えました。
すると、上長は「そーなんだね。」とだけ返答しました。
もしかすると「これだけはほしいです」と言うのではないかなと予想していたと思います。

この考えに至った経緯は、過去の記事でも書いていますが、アマチュアのサッカー選手と仕事の二足の草鞋を履いて生活していた時に言われた一言があったからです。
「もしサッカーで評価されていたら少ない金額でもチームから「1サッカー選手」として評価され、お給料は貰えるはず。しかし、現状サッカーでは1円もお給料を貰えてないというのは自分の「1サッカー選手」という評価ではお金を払ってまで評価できない実力の証拠だよ。」と過去に在籍していたチームの先輩から言われた一言があったからです。

その当時は、「何て厳しい事を言うんだろう。」と思っていましたが、同時に自分の中で「確かにサッカーで実力があれば評価されて、対価としてお給料をいただけるよな」とも感じました。

と、2つ目のエピソードはここまでとして、共通して言えることは、自分自身はその「対価」に見合うだけの働きや振る舞い、生活を普段からできているのか?という事です。
僕は毎日この質問を心の中で、仕事中等に自問自答するようになりました。

例えば、仕事に関連する資格を取るとか、仕事で上司にアドバイスをいただき、実行して反省、改善、実行を繰り返しているのか?等、自分に矢印を向ければできる事、やれることは沢山あります。

それらを1つずつ積み重ねていき、更に周りからの評価があって初めて「対価」としての「お給料」をいただケルというところに繋がってくるのではないかなと考えています。

「人事尽くして天命を待つ」という言葉がありますが、まさにこれに尽きると思います。

日々目標を持ち、それに向かって精進するのみ。

常に自分に矢印を向けて、コツコツと積み重ねていこうと改めて思ったエピソードでした。

ご一読ありがとうございました😊

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?