食べない子、食べたくない子、食べられるようになった子、食べ過ぎな子。
今日は長男がお泊まり。
朝はお弁当を持って出かけたが、リクエストはのり弁と唐揚げ。
朝ごはんは最近ハマっているらしいピザトースト。
真っ黒のお弁当を持ってウキウキで出かけて行った。
10歳になった今でこそ、絹豆腐やプリンなどの柔らかい系は好きではないが、あとはそこそこなんでも食べるようになった。
が、しかし。
コイツは本当に食べない人だった。
第一子で期待と希望といらん知識でいっぱいだった私が毎食つくる離乳食も、大さじ1のお粥も食べないで育った。
言葉も通じない赤ちゃん相手に、怒りと悲しみと虚しさを抱えながら、無理やり口に押し込んでは、吐き出されて絶望的な気持ちにもなったし
友達とランチに行っても、おしゃべりしてる間、食べ物があれば大人しくしている友達の子を羨ましく思いながら、全く食に興味がなく早々に飽きて店内をウロウロしている息子に腹を立てていた。
子どもも食べれるようにと、自分が食べたいものではないメニューを頼んでは、子どもが全然食べなくて虚しくなったし
お菓子も食べなかったので、誕生日ケーキを買ってお祝いしてもそのほとんどを私がたいらげた。
当時、旦那は単身赴任で海外に行っていたためこの気持ちを共有できなかったし、その間お世話になっていた実家では実母が四六時中口出し、、いや、アドバイスをしてくれていたので、そのストレスもあり、本当にいっぱいいっぱいだった。
長男が一歳になる前に、児童館に来ていた栄養士さんに悩みを少し打ち明けたことがある。
その言葉にハッとさせられ、すごく救われた。
「食べない子についての本がたくさん出ているでしょう?ということは、それだけたくさんのお母さんが同じように悩んでるということ。だからあまり考えすぎないで大丈夫。
食べられるものを1日に3回でもいい。3回食べる練習だと思ってやってみてください。」
悩んでいるのは自分だけではない。というよりも
こういう子はうちの子だけじゃない。
という考え方に随分救われた。
それからは、本当に同じものを3食与えていた時もあったし
ゴマや煮干しや乾燥したお麩が好きでそれをタッパーに入れてお菓子代わりに持って歩いた。
未だかつて、ディズニーランドでポップコーンの代わりに煮干しを食べながらパレードを待っていたのはうちの子だけだと思う。
そして、少し大きくなってから、好みを聞くと、お粥や豆腐などのぐちゃぐちゃしたものは好きじゃないとの事。
、、、なるほど。
離乳食なんて食べるわけなかったじゃん。
そんな風に思えるようになったのは、離乳食を食べなくて追い詰められて怖い顔して食事の時間を過ごしていたあの頃から5年も6年も後のことのおはなし。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?