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発見記:That swedish groove~Doris~Vicky Leandros~The Parade

たまたまYouTubeのプレイリストで「That swedish groove」というのを見かけて聴いてみたら、これが結構面白かった。

スウェーデンのグルーブ、ということで、ポップス、フュージョン系、ロックなどからグルーヴィーなサウンドを集めたもの。特にいいなと思ったのはBjörn J:son Lindhというフュージョン系?ジャズの人。複数曲がプレイリストに含まれている。緊密なのにリラックスした雰囲気なのがとてもいいと思った。

でリストを追っていたら、Doris & Plums - Mama Didn't Lie, 1967という曲が現れた。

あれ?、スウェーデンでDorisと言ったらあの人か?、と思い出したアルバムがあった。

1970年にアルバム1枚だけを残している女性歌手。
以前Spotifyでたまたまこの曲に出会って知っていた。
ただこの曲はアルバム中でも異色で、他はもっと普通のポップスが多い。ジャズっぽさもある。

YouTube MusicでDorisを検索してみたらこんなだった。

あー、なんというか・・・・。
複数の同名アーティストが詰め込まれている感じですね(笑)。
スウェーデン、ブラジル、さらに別の誰か。

そこから女性歌手を辿っている内に、Schlager musicと言われる、ヨーロッパのヒット路線ジャンルに行き当たった。

Wikipediaの発音記号からすると「シュラーゲ」だと思うのだが、YouTubeでは「シュラガー」と表記されているリストもあった。

50〜60's シュラガー音楽

この辺りをいろいろ覗いてみている内に、Vicky Leandrosという女性に歌手に行き当たった。

1967年の2ndアルバムを流して聴いていたら、ふと聞き覚えのあるメロディーが出てきた。あれ? この曲どっかで聴いてるな。カバーか?、とDiscogsを漁っていたら、取りあえず曲名が一致したシングルが見つかった。フランスの女性3人組。

やった! 同じ曲だ。

そして作曲者から辿っていったら、やっとオリジナルバージョンに辿り着いた。The Paradeというグループでした。

歌手の性別が変わると、合わせて歌詞の性別を変えるのはよくあるので。なるほど、オリジナルはGirlだったのか。

やっと少しすっきり。

けれど、結局この曲をいつ初めて聴いたのだったか、それについてはまったく思い出せない・・・・。多分このオリジナルを聴いたのだと思われるが、別の誰かのカバーだったかも知れない。

でもなんとなくグループ名と繋がって思い出すアルバムジャケットのイメージがあるのでいろいろ探していたら分かった。そう。このジャケットのCDを買っている。1995年の再発で日本盤を買っているな。

あー、やっと思い出せてスッキリ(笑)。

ちなみに今回見つけたVicky Leandrosという女性歌手、ギリシャ生まれのドイツ在住ということで、初期からドイツ語、ギリシャ語、フランス語、英語など複数の言語で歌い、アルバムも各国語盤が存在するほど。実はドイツの女性歌手で最も世界的に活躍した第一人者だった。

なんてこった。それほど有名な人だというのに、今まで全然知らなかった・・・・。

アルバムは沢山あり、初期から歌唱力も素晴らしいので、これからじっくり聴き進めていこうと決意したのであった・・・。

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