ぶつかってみないとわからない

ぶつかってみて初めてわかることばっかりだ

最近転職活動に勤しんでいるわいちゃんです。
あれ、こいつつい最近転職したばかりじゃなかったっけ……っておもーじゃん?おもーじゃん??

そう。

もうやめたい(小声

仕事自体はそこまで悪くないのね?ただ賃金が現実問題やはり低過ぎた、これは実感を伴わないと判らない部分もあるけど……いや〜勢いで転職しちゃったね(1stぶつかり)
同就労先の歳下先輩ちゃん(ラストティーン)も「最近転職考えてるんですよね」とボヤいていた。本当に実家か配偶者が無ければ選べない給与体系。
業務内容自体は悪くないし昇格すれば役職給もつきはするらしい(それも如何程やら)
しかし実態として……バリバリしごできの歳下先輩(既婚者)ちゃんが未だに平社員。彼女に「店長代行されてるんですよね、やっぱり任命給とかついたり?」と気軽に訊いてみたところ
「いや〜〜〜ヒラです」
うっそだろお前(うっそだろお前)、だって彼女はエグいくらい有能なのだ。
そして賞与的なものもあると一応訊いてはいたけど実態として多分10万もなさそうなふいんき(なぜか変換できない)(懐かしの)
ちな残業に関して店長に「無いと嬉しいです」と伝えたところ

「みんなそう思ってるよ」
「けど頑張ってるんだよ」

精神論を訊きたくて訊いたつもりは無いんだわこっちも。
もうどう足掻いてもこれ年収300万円は間違いなく到達していない。
いくらなんぼでも前職からガッタガタに落ち過ぎやろという。
確実に200万円以上落ちたよ、いくら実家があったとてこの生活を続けるのは狂気だ。


でも前職に戻りたいかと言われるとそうでもないなぁ。


ということに気付かされたのは今日とある企業と一次(WEB)面談をした後。

えっぐいくらいボロッボロになりました(2ndぶつかり)
質問候補事項を事前連絡いただいておいて限られた時間の中でスキル等はできる範囲で作り込んでおいて、それでも質問はこちらの想定した通りにはこないのだ。
そういうもんだ、というわけで以前とは明らかに差がつく程不合格。
連絡が来る前から判ってしまう程度には不合格。

しかしタダで転ぶのは癪に障ると終了数分内にエージェントから来た面接終了後アンケートに回答。これがまぁ使えるのなんの。忘れそうになっていた被質問事項等ちゃんとチェックボックス形式で記載されているお陰で、こちらも備忘録がきちんと残すことができた。

その中でも印象に残った質問が「なぜ前職でお仕事を続けることを選ばれなかったのでしょうか」だ。本当にそう、給与体系や福利厚生等のみ考えたら絶対やめるべきじゃなかった。親のコネで入れてもらったんだから本当親に感謝しないといけないなと痛感。同職種に再度潜り込むのが独力では如何に難しいかが身に沁みた。
他人から見れば垂涎もののプラチナチケットの価値を理解せず、先月の私は放り投げてしまったのだ。とはいえ、転職しなかったらそれはそれで今の私はいなかったと思う。
一度転職面談先で選んでもらった場所(現職)があるから、私はまためげずに転職という手段を選んだ。まぁESはえっぐいくらいに通らないし、いざ通ったとしても今日の面接みたいな結果になることが大いに考えられる。私は人と対峙すると死ぬほど緊張して用意してきた回答とかすぐに頭からすっとんじゃう。小学校の頃から発表原稿を手に持ちながら宙を見て全く関係無いことをアドリブで喋っては言葉に詰まる人間だった(普通に音読すればいいのに)。私あの頃から何も変わっていなかったんだなぁと今キーボードを叩きながらふと思った。

でも今しているのは「ふと思う」ことだけ。多分先月までの自分だったら死ぬほど自責した挙句「やっぱり自分は無価値な人間なんだ!」と結論づけてもう一度メンクリのお世話になっていたと思う。それが今の自分は「今日はダメだったなぁ、主にどういうところがどうしてダメだったかなぁ、次回までに克服するにはどういう手段をとればいいかなぁ」と考えて手元の白紙につらつらと対策を綴っていた。
当然だけど「企業研究が足りない」とか「動機の一番伝えたい部分が伝えられなかった」とか「いかにも来そうな質問への対策が為されていなかった」とか「それら含めて一貫性を持たせたストーリー立てができていなかった」とか「ビジョンは自己目的を本音で語る場所じゃなかったよなぁ」とか。
多分こういうのはもっと大学時代の就活に生まれているべき内容で、でも親がうっかり履かせてくれてしまった下駄のお陰で私にはそれが無くて、先月までの自分だったらそれを理解している上でそのことがいっとう恥ずかしくて、きっとこうして向き合って反省することもできなかった。

おそらく今日の失敗も無駄じゃなかったよなぁ。少なくとも今の私がそう思っているのだから、その自分が思っていることを否定するのはやめておこうと思う。最近私の頭の中には、私が脳内で作り上げた「ママみたいな私の言動に逐一ケチをつけるナニカ」の存在がいない。私が思ったことを反射的に否定してくる自動思考ちゃんが、どうにも鳴りを顰めるようになった。別に今までの私の人生にぴったり帯同していたのだから完全不要というワケでは恐らく無い、実際即時反論自動思考ちゃんがいたからこそ私は8年近くも休職を挟みながら前職にいたわけで。収入面やキャリアのことを考えても全く無駄な時間とも言えなくて。でも今の私は多分彼女がいなくたってやっていけるんだと思う、というか彼女抜きでちょっと人生を渡っていってみたいなぁと望んでいる自分がいる。
いざとなれば裸一貫で生きてもまぁいいか、と心のどこかで思っている自分がいる。

過去の自分は「せっかく積んだ学歴だから」「せっかく受けている待遇だから」と全部「勿体無い勿体無い」と両腕からこぼれかけそうな、というか正直ポロポロ落としながら歩んでいた重い荷物を運んでいた。きっといつか役に立つと信じて。
多分休職するほど精神面が追い込まれたのは、そういったものを抱えずに生きている人間が自分なんかよりよっぽど生き生きして有意義な人生を歩んでいるように見えたからなんだろうな。
「私が我慢して辛い思いをして抱え込んできたものはなんの意味もなかったの?」とふと我に返ったとき、抱えたものの重さに耐えきれない自分がいたような気がする。まぁ気がするだけなので実際はわからない。発症した時は単純にもっと色々な些事の積み重ねがストレスに頂点に到達していてコップから水が溢れるというよりは、ジェンガのように崩れてしまっていた。だって既に無理やり積み上げ続けたナニカにはところどころ穴が空いて、立っているのもギリギリだったし。

だからと言って前職から現職へ転職した理由を「とにかくその場から逃げたかったから」とゲロるのはよくない。でもこの時の自分の衝動を誰かに伝えたい。
そのポジションを手放すことは死と同義とキルアの脳に刺さった針がさせたように信じていた自分は、転職という手段を以てしか解放できなかったことを。
なんか転職エージェントとかにゲロったうえで「これをそれっぽくオブラートに包む方法とか無いですかねぇ」って素直に訊いちゃう?なんせ転職理由第一位は人間関係だし、それでもみんな面接官を納得させられるってことはその間に巧いカラクリがあるってことだし。

なんでそんな誰しもが分かりきってるような話を今更いい歳になってからしてるのかっていうとね、今までの自己抑圧の反動で羞恥心が吹っ飛んじゃったからなんですよね。いいんだか悪いんだか。まぁ自分がよければいいでしょ、自分の人生だし。

この記事が参加している募集

仕事について話そう

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?