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妊娠振り返り①

現在妊娠9カ月。妊婦生活もあとわずか。妊娠してからの体や心の変化を忘れていくのがもったいなく思えてきて、文字にして残しておこうと思う。
最初から最後まで(まだあと1カ月あるが)とにかくしんどい。安定期に入ったからといって体が楽になるわけでもない。未経験の体の変化に気持ちがついて行かず、常に赤ちゃんが無事なのか不安がつきまとう初めての経験。誰か1人でも妊婦さんの役に立てばというのと、自分の振り返りのために。

【妊娠超初期】
まず妊娠超初期と呼ばれる頃。正確な医学用語ではないようだが、私も自分が妊娠するまでこんな時期があることを知らなかった。妊娠がまだ確認できない、卵子と精子が受精して着床するまでの妊娠2~3週間頃のことを言うらしい。(本当に無知だったのだが、妊娠●週というのは、最終月経日から数えるというのも妊娠してから初めて知った・・)妊娠2週目に受精卵が着床することで妊娠成立となるようで、妊娠検査薬に反応するのは4週目くらいからみたい。いろんなサイトを見ると受精後12日前後で着床するみたいなんだけど、私はちょうどそのころ、熱っぽいけど喉も痛くない、頭痛もしない、ただ顔から下、首だけ熱くなる初めて経験する症状がでて、「これは着床したのでは?!」と1人で興奮した。 家のソファに横たわり検索魔になっていたら、妊娠超初期の症状として「熱っぽい」「体がほてる」という症状がいろんなサイトに書かれていたし、寒気や悪寒もない風邪とは違う初めての症状だったので、「妊娠したのかも」という期待に胸が高鳴った。彼に言ったら「気が早い。思い込み激しすぎ」と一蹴されたけど。
確かに妊娠超初期の症状って、ちょっと体が不調かも、みたいな時の症状と全部一致するので結局よくわからない。でもこのときはどきどきした。
私は基礎体温ががたがたであまり参考にならなかったのだけど、生理周期はほとんどずれることはなかったので、予定日に生理がこなくて「いよいよ妊娠かも」とさらに気持ちは前のめりになった笑。妊娠検査薬が正しい検査結果を出すのは生理予定日から1週間後かららしい。正確な日にちは忘れちゃったが、待ちきれずにフライング検査をしたら陽性反応が出た。チェッカーの窓に2本青い線が出ているのを見て、「うわあ、お母さんになるんだ」ってすっごくどきどきした。ただ彼にはちゃんと確定してから報告したほうがいいと思い、予定日から生理が1週間遅れ、再び妊娠検査薬で陽性になったところで、チェッカーを見せて報告した。彼はあのときどんな気持ちだったんだろう。呆然と遠くを見つめていた表情が忘れられない笑。彼にも「早く病院にいきなさい」と言われ、その週半ばに自宅近くの産婦人科に行き、胎囊をエコーで確認。先生が「赤ちゃんの袋がありますねー。妊娠5週」って笑顔で言って、エコー画面に写る空豆みたいな袋を見てなぜか涙が出た。妊娠前、出産した職場の後輩が「エコー写真見るだけで涙が出ました」と言っていたのを聞いて、「ちょっと頭の中お花畑すぎるだろ」と驚いて引いていた自分がいたのだが、毎回エコーで動いているのを見るたびに涙が出てくる事態になった笑。自分のお腹の中に命が宿っているんだという、なんとも言えない不思議な感情になった。

【つわりに妊娠報告】
妊娠が判明してすぐに、つわりが始まった。私はむかむかした気持ち悪さがメインで、日によって調子の良さは違うけれど、18週頃まで続いた。寝込んで体重減少してしまう人もいるらしいので、軽い方ではあったと思う。ほぼ毎日出社はできたが、頭痛と吐き気のダブルパンチの日があって、そういう時は会社を休んだ。つわりが原因で会社を休んだのは計7日くらい。妊娠前は、日頃からロキソニンが手放せず、しょっちゅう頭痛に悩まされていたので、頭が割れそうに痛いのに薬が飲めないのはかなりつらかった。産婦人科にカロナールをもらいに行ったけれど、まったく効かない!!これなら飲まない方がいいやんけ、と後悔したが、カロナールは毎日お守り代わりに持っていた。つわりは16週ごろまでに落ち着くことが多いみたいで、私も教科書通りにその頃までには落ち着いた。でも、しんどさが終わると思いきや、そこからは未知の経験であるお腹の張りに超悩まされることになった。あと、5~6週の時は、本当にびっくりするくらい眠たくて頭が働かなくなってしまった。これは誰も悪くはないのだけれど「このくらいの仕事なら大丈夫だよね」という感じでふられた仕事が、かなりイライラのもとになった時期だった。
妊娠をいつ会社に報告するか問題もあった。35歳以上の高齢出産に該当することもあり、流産が心配だったので、絶対に体に無理はしたくなかった。でもあまりにも早く報告して悲しい結果になってしまった時、それをまた報告することを考えると本当に一部の人にしか言いたくない。私は直属の上司や一緒に仕事をしている先輩にはすぐ言ったが、一番しんどい時期に知っている人が限られ、何も事情を知らない人からヘビーな仕事がふってくるんじゃないかとおびえている期間がかなりストレスにはなった。

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