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ま!(そすーまん!)の記事

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#怒り

荼毘に伏したら怒りは消えるか?

 私は怒りの人です。  各種SNSでもときおり何かに怒っているのですが、最近はちょっと多いかなと思っているところです。  それでも怒りとか悲しみってのはコンテンツとして消化しやすいので、今日も怒った話です。  理不尽なもので、人は死にます。  誰かが死んだときには悲しみや喪失感を覚えたりするものでしょうが、私は怒りが再燃しました。  具体的な話は避けますが、かつてその相手に怒りを覚えたのを思い出しました。  相手は私に比べるとずいぶん年上だったのでそのときの私は何

「あの展開、すぐわかったよ」と言うけれど

 映画を見ている時に、あるいは映画の感想を言い合っている時に耳にすることがあります。 あの映画の展開、すぐわかったよ  本当に? 本当にわかったの?  私は常々疑問に思っています。  ミステリで犯人がわかった。  そりゃ分かることもあるでしょう。  じゃあトリックは? トリックも全部分かったんですか?  凶器は? 手口は? 動機は?  全部わかった?  この後の展開がわかった。  あの人が裏切るんだ。  わかるでしょうね。だってそれがいちばん意外性があって面白いから

怒の季節

 怒の季節を知っていますか?  作品の名前ではありません。概念です。  春とか夏とかも概念なので、春夏秋冬に続くもう一つの季節と言ってもいいかもしれません。  そもそも怒の季節はジョジョの奇妙な冒険の著者・荒木飛呂彦先生が言い出したものです。  初出はおそらくスティール・ボール・ラン12巻の袖コメント。  「妙に世の中とか規則とかに怒りがわいてくる時期」を指して『怒』の季節と言われていました。  この怒りについてはジョジョリオン4巻の袖コメントがわかりやすいです。

意外と大人な子ども、意外と子どもな大人ども

意外と大人な子ども、意外と子どもな大人ども 子どもだった頃、私は大人って偉いんだと思っていました。 当時の両親は厳格とまではいかないにしても、マナーや教養には一般家庭に比べると厳しかったように思います。 今は表面上はお上品な人間に擬態することができているのでその点では両親にとても感謝しています。結果論ではありますが。 そんな家庭で育ったこともあり、学校でも優等生として振る舞うことができ、教員からも悪い印象はあまり持たれていなかったと思います。 純真無垢な少年として十