怒の季節
怒の季節を知っていますか?
作品の名前ではありません。概念です。
春とか夏とかも概念なので、春夏秋冬に続くもう一つの季節と言ってもいいかもしれません。
そもそも怒の季節はジョジョの奇妙な冒険の著者・荒木飛呂彦先生が言い出したものです。
初出はおそらくスティール・ボール・ラン12巻の袖コメント。
「妙に世の中とか規則とかに怒りがわいてくる時期」を指して『怒』の季節と言われていました。
この怒りについてはジョジョリオン4巻の袖コメントがわかりやすいです。
ニュース番組の皮をかぶった実質バラエティ番組。
朝は忙しいんだからはやく結果だけ教えろよ! というコレ。
普段なら「え~何度くらいかな~?」って遊べるくらい余裕があるはずなのに、今日はなんだか無性に腹が立つ。
これが怒の季節です。
私もそういうタイミングがあります。
というか、みんなあると思います。
そこに名前を付けるか付けないか、気付いているか気付いていないかくらいの違いでしょう。
大きな怒りではないけれど、無視できるほど小さくもないというこのバランス。
それも自分でコントロールできないので季節のせいにする。
この解決にならない解決方法が実は理に適っているんじゃないかなーって思います。
今の時期がまさにそうなのですが季節の変わり目ってどうしても体調を悪くしがちじゃないですか。
寒暖差が激しかったり湿度が急に上がったり気圧が低くなったりしてもそれは体の側ではどうしようもないから諦めるしかないと。
自分でコントロールできない怒りも同じように、周期的にやってくる逃れられない自然の脅威としてあきらめてもう怒る!ひたすらプンスカ!みたいに我慢しないのが一番かもしれませんね。
私も先週末はなにかよくわからないけどイライラが募っていて、どこか熱っぽさまであるような気がしていました。
実際は熱なんてなくて自律神経がどうかなっていただけだと思います。
春と夏の狭間。梅雨は気圧やら湿度やらで何かと愉快ではありませんが、たまに理不尽に怒りながら楽しい夏を迎えられたらと思います。
また暑くなった頃に。
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