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夫との話し合い

夫にすべてを話す時が来た。

夫は、私が私のお金をどうしようがそれは自由だが、
消費者金融に手を出したこと、
叔母様をだましたこと、
会社のお金を使い込んだことについては激怒していると言った。

まずは叔母さまに借りた800万円を今すぐにでも返す。

次に消費者金融のお金を返す。

さぁどうする。

夫は激怒し、呆れつつも、その方法をすべて考えてくれた。

まずは、NISAに入れていたお金を解約して返済に充てる。

私は、NISAのお金は解約できないと思い込んでいたので、
いくらかお金が残っていた。

あとは、保険を一つ解約して返済に充てる。

足りない部分は僕に借金。

そうして、夫は全ての借り入れを清算してくれた。


私は夫に1000万円の借金をすることとなり、
毎月20万円づつ返済することを決めた。


警察に行き詐欺に使われた口座をすべて凍結してもらった。

弁護士にも相談して、
凍結された口座に残っていたお金について提訴した。

合計11口座、金額にして2600万円。

巨額な国際ロマンス詐欺事件に、
警察の方も同情を隠し切れない様子だった。



気をつけて帰ってくださいね。

憔悴しきった私に警察の人がかけてくれた言葉が今でも耳に残る。

国際ロマンス詐欺の被害者ができることは、
詐欺に使われた口座を凍結してもらい、
その口座にもしお金が残っていたらそれを分配してもらうか、
総取りにするか、
それくらいのことしかできない。


そして、基本的に詐欺に使われた口座にお金は残っていない。

なぜなら、詐欺集団は、お金が入ったらすぐに抜くから。

思い当たる節があった。

Kevinは円をUSTDに変換する時、必ず一緒にやろうと言った。

つまり、
詐欺集団内で今、お金を入れさせるからすぐに抜けと言う連携を取るため。


悔しいが、組織を摘発したり、
違法サイトから全額返してもらうなんてことは不可能。


戻ってこないお金。

諦めるしかないのが国際ロマンス詐欺、投資詐欺。

一旦、これで終わったかに見えた一連の詐欺事件。



でも、私の中では終わっていなかった。



kevinとのやり取りは親密すぎて、

どうしても彼を疑いきれない自分がまだいた。


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