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アクリル彫刻の見本だぞ(加工動画あり)

■うさぎさんを彫るぞ

こんにちは、チャン・キナニンジャ(@ninnin217)です。
前回のなんか小難しい話で心折れそうな皆様へ。今後もなんか小難しい話するときはタイトル画像を黒っぽいやつにするから、もう文章無理ぃぃぃ〜///って人は読み飛ばしておkです。笑

しっかり読んでくれたあなたへ。お疲れ様です。こんなに詳しく理解しなくてもレーザーカッターって使うことはできますよ。店舗に行けば店員さんがやってくれるお店ありますので。
でも加工って掘り下げて沼るものだと思うので、あなたには沼にハマって欲しいです。こちら側へいらっしゃい、仲良く沼につかりましょう。

さて今回は、彫刻の数値でどんなさが生まれてくるのー?というのを画像で紹介しますね。今日は楽しくうさぎさんを彫ります。
※使用したのは5mmの透明アクリル。保護シートがある状態での加工です。

■まず、うさぎさんを描きます

画像1

めちゃめちゃ画像暗かったごめん。適当なそこら辺の紙になんかいい感じのうさぎさんを書いてください。

note画像サイズ調整用 (1)

Illustratorにうさぎさんを取り込み、10匹ほどに複製します。
それぞれ色を分けているのにはかわいいという理由の他に、それぞれの色に異なる彫刻のパラメーターを振り分けるという意味があってやっています。うさぎさんの下に70/100~10の数字が書いてありますが、これがパラメーターです。

70がパワー、右の数字がスピードです。
数字が大きいほどにレーザーの動くスピードが早く、照射時間が短いので薄く、数字が小さくなるにつれてスピードが遅くなるので照射時間が長く、彫刻は濃く深くなります。
もちろん、数字が小さくなるとスピードが遅いので加工時間も長くなります。

又、レーザー彫刻をする際にデータを単色で作ると、設定した深さで全て同じ深さに削れる訳ですが、それぞれを変えたいときもありますよね。そういった場合には色分けをしておくと良いのです。
各色に対して違う数値を設定することができます!

■レーザー加工機の中にアクリルを設置します。

画像3

この赤い部分からレーザーが放出されます。素材をハニカム(網)の上において、データをここに飛ばします。

■レーザー加工の様子(動画)

早送りでうさぎさんが刻まれていく様子を撮っておきました。なんの変哲もない動画ですがよかったらどうぞ。

色分けをしているので色ごとに彫刻していく様子が伺えるかと思います。うさぎさんが生まれていきます、かわいいです。

■彫刻の仕上がりは・・・?

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画像6

こんな感じです。みてわかる通り70/100なんかはかなり弱い数値なので保護シートがあるとアクリルまで彫刻ができないところもあります。でも表現としてはちょっと面白いですよね。意図してデザインするときには生かせそう。
80~60あたりは正直あんまり大きな差は感じないかも。
30を超えると指の腹で触っても凹みを感じるくらいです。
70/10で彫刻すると大体0.5mmくらい削れます(深さ)。

■まとめ

今回はレーザー彫刻の数値により加工結果の違いを画像でお伝えしてみました。今後もいろんな素材でこのうさぎさん彫刻をしていこうと思います。かわいいので。

素材によっても彫刻のパワー数値が若干変わってきたり、削れる深さが違ってとても楽しいです。ちなみに計測するときはこちらのデジタルのぎすを使います。マジでおすすめ。
小数点以下2桁まで出してくれるので、紙の厚みも計測できますしボタン電池式だけどもちがよいです。使用時間こそ長くない道具だからというのもあるけど、まだ電池交換した事ないです。
ちなみに彫刻の深さを測るにはおしりの部分を使って測りますよ。知らない方のために一言そえておきますね。


またねっ

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