現代をサバイブする社会人:打たれる必要性。
ストレスへの耐性で一番重要なのは「受け流すチカラ」だと思います。真正面からストレスを受け続けることには限界がある。最初の1回目を受けきれたとしても、2回、3回と受け続ければいつか心が折れてしまうからです。だからこそ、ストレスを受け流す事でダメージを最小限にすることが有効。
だけど、誰もがいつでもできる事はありません。カンペキで万能な人間なんていないので、大なり小なりストレス反応は起こってしまう事。もし、受け流せないのだとしたら、打たれ強くなる必要があります。
例えば、ギターを弾いたことが無い人にとって、弦を押さえるのは痛いです。だけど、それでも定期的にギターを弾いていると、次第に指先の皮膚が厚く固くなり、痛みを伴わなくなります。
ストレスに打たれ強くなるのもそれと同じで、人は痛みを経験することで痛みに強くなれる。もし、痛みを避け続ければ、ずっと弱いままで、生き辛さが増していきます。
昨今、怒られたことが無い若者が社会人となって、会社で注意され鬱になるというケースも珍しくないと聞く。街中で子連れの親子を観ていると、子どもが間違った行動をしても親が知らんぷりなんてことを見ます。そういう子どもが大人になった時、複雑な社会いでやっていく事ができなくなり、心を壊してしまうのです。
でも、若い世代だけの問題ではありません。傷つきたくない、失敗したくない、恥をかきたくないなどの思いで、困難な道を避ければ、やがて打たれ弱くなり、何もできない人間になってしまうでしょう。
「若いうちは苦労を買っておけ」と言いますが、若いうちだけではなく、この複雑な人間社会で生きる全ての人が、ある程度のストレスと困難を受け入れ生きることが大切と言えます。
読んで頂き、ありがとうございました。
かずと
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