【遊戯王】高橋和希先生のデザインセンス、ヤバすぎ。
高橋先生のデザイン力の高さは連載当時から感じていました。
ですが今、遊戯王文庫本を一気読みしている中で、改めて気づいた事があるんですよ。
やっぱり、モンスターはカッコいいし、漫画の構図もカッコいい。
でも一番感じたのはそういったイラストのデザイン性ではありません。
それは…
「キャラクター」と「そのキャラクターが使うデッキ」のデザインを作り込むセンスがヤバい。
例えば、孔雀舞が使うデッキは「女性の美と強さ」がテーマになっているわけですが、”銀幕の鏡壁”もしっかりそこに掛かっていた事に、以前は気づきませんでした。
女性と言えばお化粧。お化粧と言えば鏡。
鏡!
そこかぁ!!!!と気づいた時、テンションが上がりました。アハ体験(死語)。笑
確かに、お化粧に鏡は必需品=女性の美を象徴するアイテム。
そこに気づかなくても、"銀幕の鏡壁"そのモノに美しさがあるので違和感こそないんですが、なるほどなぁ~と。
しっかり意味のあるデザインであり、更に強烈な効果で闇遊戯vs孔雀舞を大いに盛り上げた”銀幕の鏡壁”。
高橋先生のセンスとアイディアが凄すぎる。
もう一つは表遊戯の代表カードであるサイレント・ソードマン。
ターン経過でレベルを上げて強くなる効果と、名前に付いたサイレントの意味。
いつも闇遊戯の後ろで彼や強敵のデュエルを静かに見守っていた表遊戯が、物語を通して成長してきた事を表すシンボルモンスター。
遊戯王のテーマには”自立”があり、主要キャラクターがそれぞれの弱さを少しずつ克服していくストーリーになっています。
その為、闇遊戯、海馬、表遊戯、他キャラクター達にはそれぞれの弱さが与えられていた。
その中でも表遊戯の成長(自立)は物語のコアに深く関わる、重要なファクター(要素)。
その彼が物語の時間経過と共に闇遊戯の後ろで成長し、強くなった事をサイレント・ソードマンが比喩している。ソード(剣)は強さの象徴として選ばれたんだと思う。
サイレント・ソードマンとターンジャンプのコンボも、表遊戯の成長過程を意識したデザインでしょうね。
そして、ガンドラを経由してサイレント・ソードマンがバクラにとどめを刺す意味。
高橋先生、凄すぎます…!
こういった、練りに練られた「キャラクターとデッキのデザイン」を週刊連載でやっていただなんて、本当に凄すぎます。
もっと読み返して、また発見したら書きたいと思います!
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