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コメダオタクの聖地巡礼ツアーその5・おかげ庵 本店

本店のモーニングを味わったコメダオタク。

7時半を過ぎた頃、今度は隣にあるおかげ庵 本店へ。

今回の聖地巡礼ツアー、一番行きたいのはコメダ珈琲店 本店だった。
しかし、一番楽しみにしているのはおかげ庵 本店。店舗の外観・内装を特に和風で揃えているという事前情報を得ているためだ。いくつかの写真を見ているだけでワクワクして、期待度が高まる。
(情報源はこちらの記事↓)

https://news.yahoo.co.jp/byline/otaketoshiyuki/20230218-00337654

新たにオープンしたばかりなので、まだ物珍しくて人気かもしれない。満席だったらどうしよう…!

外観の撮影もそこそこに入店。
だが足を踏み入れた瞬間、杞憂を悟る。
明らかに店員さんが手持ち無沙汰。
何かしている途中で私の対応に当たったのではなく、何もしていない待機状態から私を迎え入れてくれた。

え、こんなに人いない…?ってくらいお客さんがいない。
平日だから?いや、コメダの方にはもっと人がいたぞ?
大丈夫か、おかげ庵…?

おかげ庵の全店舗に存在するとされる窯。
栄広小路店では確認するのを忘れた…無念。

右ブロックの席からはわずかに人の気配があったのだが、通された左ブロックは完全に無人。
こうなりゃもう写真撮りまくりだ。

窓から傘と松が見える席を選んだ。

内装も好きなだけ撮りまくる。

人の写り込みに配慮しなくていい、素晴らしい環境。

メニューなんて全ページ撮影しちゃうんだから。

表紙も撮ったよ。綺麗だね。

店内BGMには女性シンガーの洋楽が流れており、和の内装でありながらもカジュアルな雰囲気。
若い女性に人気との事前情報だったが、確かにこれは若い女性をターゲットにしているだろうなという、オシャレな和カフェっぽさに溢れている。

紙ナプキンのロゴを確認。
やっぱあるよね。何で栄広小路店には無かったんだろうか。

内装とメニューを眺め尽くしてから、注文へ移る。
既にコメダで食パンとゆで卵を食べた後。
少食の胃袋だが、限界までおかげ庵に捧げていこうじゃないか。

朝から豪華だなぁ…!

ほうじ茶オーレ

優しい味だ。程よい甘さで飲みやすい。
確かに甘さを感じるのだが、その甘さの主張具合すら優しいから、結果的に控えめな甘さになっている、という感じだ。伝われ。
ちゃんと分厚い茶碗なので、保温と持ちやすさ両方において優れている。

付属の小さな容器には黒蜜が入っている。甘い飲み物に黒蜜を入れたら甘すぎるのでは?と思ったが、そうでもない。もとの甘さが控えめなのがここで活きて、黒蜜が良い味変要員となっていた。

モーニング

コメダ同様、飲み物の代金だけでモーニングが付けられる。

クソデカおにぎりが来たらどうしようかと懸念していたが、全然問題なかった。むしろコンビニおにぎりより小さい。
海苔はしっかり味がついてるパリパリのやつ。私はこういうタイプの海苔が大好きだ。ご飯はふっくらで、家庭的な味のおにぎりだった。

8時を過ぎると、お客さんがだんだん増えてきた。連れ立って来る人ばかりで、私のようなおひとり様は少数派だ。
よく見れば、座席は4人掛けばかり。2人席やカウンターはおそらく無いのではなかろうか。
コメダの一人客と違い、おかげ庵のお客さんは待ち合わせてやってくる。だからお客さんの来る時間はコメダより遅めである。それに合わせて開店時間もコメダより遅い。そういうことなのか…!?
なるほど、道理で早朝の客数が少ないわけだ。
ならば、私が心配せずともおかげ庵は大丈夫そうだ。

そんな勝手な推察をしつつモーニングを食べ終える。コーヒー、食パン、ゆで卵、ほうじ茶オーレ、おにぎり、味噌汁でお腹はパンパンだ。
しかし、最後にお抹茶を飲みたい!と、食い意地ならぬ飲み意地が張る。
おかげ庵のお抹茶は、コメダ珈琲のコメダブレンドみたいなお店の看板ドリンクだと思っている。

メニュー表でも一番上に位置している。

代表的な飲み物をここまで飲んでないのが不思議なくらいだ。次にいつ名古屋に来れるか分からないのだから、ここで頼んでおかねばなるまい。

お抹茶

ガチ抹茶。茶道のお茶会で飲むような、ガチの抹茶だ。
そういう抹茶が苦手な人、経験したことがない人は、おそらく抹茶オーレにしておいた方がいい。

お茶の子として豆大福を頼んでおいて正解だった。苦い抹茶で豆大福の甘さが最大限に際立つ。こんなに美味しく豆大福を頂いたのは人生で初めてだ。
豆大福を世界一美味しく食べる方法は、抹茶と一緒に頂くことなのだ。頭と身体の両方で、真に理解した瞬間だった。

茶道では、最初にお菓子が出てきて、それを食べ終えたら抹茶が出てくる。
お菓子で甘くなった口を抹茶で直すから理に適ってるでしょ?との考え方らしい。だが、例え口が極限に甘〜い状態でも、ガチの抹茶をイッキするのはキツいに決まっているのだ。
しかも流派によっては3口で飲めだとか直後にもう1杯飲めだとか、なかなかしんどい要求をしてくる。

何が言いたいかというと、私は苦味と甘味の永久機関を自分のペースで楽しみたいのだ。
つまり、抹茶とお菓子を交互にゆっくり食べられるおかげ庵は、実に理想的かつありがたい環境である。

おかげ庵は外も中もオシャレだし、メニューも豊富だし、本当に様々な楽しみ方ができて最高だ。
昨晩3時間、今朝1時間滞在しても、まだまだ飽きない。
しかし、ここからは旅程がさらにビッチリと詰まっている。
名残惜しいが、お別れの時だ。

ありがとう、おかげ庵!

帰りは別ルートを通ってみた。

……やっぱり急な坂だった。

最終回のおまけレポート↓


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