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コメダ珈琲・お月見シロノワール パンプキンを語る

コメダ珈琲店の期間限定シロノワール、ここ最近は他社とのコラボが多い。
コラボは気合いが入っていて美味しいので、嬉しいやらありがたいやら。
でも、これじゃあオリジナルがハズレっぽく感じるよねぇ。

……やれやれ、あなたは本当の季節限定シロノワールを食べたことがないようだ。
月見の時期、もう一度ここに来て下さい。
コメダ独自の、本当に美味いシロノワールを食べさせてあげますよ。

などという会話はどこにも存在しないが。
今回のお月見シロノワール パンプキン、究極かつ至高の逸品だった。
美味しい季節限定シロノワールを当たりノワールと呼んでいるのだが、それらとはさらに一線を画した、大当たりノワールであった。

ご覧よ、このクソデカ広告!
これを眺めているだけで、テンションが爆上がりだ。
去年のお月見シーズンは、バーガーのみだった。スイーツ・ドリンクの登場や、こういった広告を作っていることなどから、今年は月見への参戦意欲の高さが感じられる。

お月見シロノワール パンプキン 780円~840円/ミニサイズ580円~640円  
かぼちゃのやさしい甘さとカラメルソースのほろ苦さが絶妙にマッチ。
ほっこり甘い、秋味デザート。

コメダ珈琲店HPより

アレだろ?どうせ丸いデニッシュパンに黄色いソースで満月みたいだね〜って言いたいヤツだろ?
と思ったら、サイトにもSNSにもそんな文言は無かった。
あくまでも味で秋を演出しているらしい。
これは失礼しました。

運ばれて来た瞬間の、カラメルソースの香り…!
匂うだけで既にほろ苦さを感じる。
分かるぞ、これは当たりの香りだ!

まずはカラメルソースのかかったソフトクリームから頂く。
ほろ苦いカラメルソースとソフトクリームの相性がバツグンだ。

……って、前も言ったな?
そう、ちいかわコラボのむちゃうまプリンだ。

過去との共通項があると、他者との研鑽を経て更なる高みへ行った感があっていいね!

ソフトクリームに混じったかぼちゃのタネは、食感のアクセントにもなるし、冷たくなった口腔内を癒やすウエハース的な役割もしてくれる。

さて、メインとも言うべきパンプキンソース。
写真で見たより粘度が高い印象を受けるが、その味やいかに…?
ソースだけを一口。

かぼちゃ濃っっっっ!!
かぼちゃを裏漉しして手作りしておりますと言われても全然信じるぞ。そのくらい濃厚で、甘い。甘いけど、甘ったるくは無い。
このソース美味すぎる!
濃厚なかぼちゃを味わう度、幸せのあまりニマニマしてしまう。
やめて。美味しすぎるソースやめて。
オタクの気持ち悪い笑み止まんないから。

今度はデニッシュパンを、ソフトクリームとパンプキンソースと一緒に頂く。
食べる前から分かる。こういう濃厚なソースとデニッシュパンが合うって、もう知ってるんだから。
……ほらねー美味しい!
パンプキンソースの濃厚さを、ソフトクリームがまろやかにしている。
しかし私はパンプキンソースの濃さを味わいたかったため、あえてソフトクリームから食べ、パンプキンソースだけが残るようにした。

濃厚なかぼちゃを味わう度に笑みが溢れる。
終始ニマニマしながら食べていた。隣に人がいなくて本当に良かった。
今までの中で、最も笑顔で食べたシロノワールなのは間違いない。

多くの人に食べてもらいたいのだが、まず食べてみたいと思ってもらえるような表現が難しい。
全人類の口にひと切れずつ「美味いだろ?な、美味いだろ?」って突っ込んでいきたい。もしくは赤子の離乳食が如く、全人類の口にひと匙ずつパンプキンソースを流し込んでいきたい。
どうだろう、お分かり頂けたか…?

濃厚で、程よい甘さのかぼちゃ。ほろ苦い風味のカラメルソース。
見た目、香り、味の全てが秋だった。
秋味という紹介の通りとは恐れ入った。

最後に、オタク的観点から少し。
今回の商品名は「お月見シロノワール パンプキン」だ。
「シロノワール お月見パンプキン」ではない。
お月見シロノワールという枠が存在して、その中のパンプキンバージョンですよ的な意図を感じるのだ。
もしかしたら、来年以降もお月見シロノワールを出すのかもしれない。そしてその時はパンプキン味ではないのだろう。

でも……でも、来年もパンプキンが食べたい!!
栗とか芋とかキャラメルとか要らない!
パンプキンだ。
来年もお月見シロノワール パンプキンにしよう。

どうかよろしくお願いします。

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