【コメダ珈琲】「コメ牛 肉だくだく」を楽しもう!【神アレンジも】
コメダ珈琲店の商品は、イートインで完食する。
それがコメダオタクたる私のポリシーだ。
ところが、そんな私でも最初から諦めてテイクアウト注文する商品がある。どんなに胃の調整を重ねようとも、敗北が目に見えているのだ。
それが今回の復刻限定メニュー「コメ牛」である。
私だって並サイズのコメ牛なら食べられますよ。
しかし、肉だくには並の2倍、肉だくだくは並の3倍お肉が入っているんです。どう考えても肉だくだくを頼みたいでしょうが。
値段の差からして、並の牛カルビ肉には350円分の価値がある。すき家の牛皿並盛が330円、松屋の牛皿並盛が370円。コメ牛の肉だくだくには、牛皿並盛の3人前が突っ込まれていると考えていいだろう。
さて、まずは前菜を食べておきましょうか。
誰に何と言われようが前菜です。
え、テイクアウトだけして帰ればいいだろって?
何を言ってるんだか。コメダを訪れたなら店内で飲食しないと。機会の損失ってもんですよ。
さて、帰宅後はお待ちかねのメインディッシュ!
箱の中に入ってるのを見ると、言うほど大きくない。
しかし、皿に移そうとして気づく。
重い。尋常じゃない重さ。
485gだと?
500mlペットボトルを紙の上に横倒しにして、その紙をつまんで持ち上げるように想像してみてほしい。バーガーにあるまじき重量だ。
何とかタレを零さずお皿に移せた。
上のバンズをはぐってオープンしてみる。
奥に行くにつれ、バンズと肉の境界線が曖昧になっている。タレでバンズがふやけまくっているのだ。デロデロになったバンズは、肉を載せて支えることができない。土台を失った肉がバンズからずり落ちて奥に溜まっているので、正面からは少なく見えたというわけだ。
箸で肉を寄せ集め、ちゃんとバンズの範囲内に収めてみる。
そうそう、このビジュよ。肉だくだくらしさが増したじゃないか。
このままガブッとかぶりつきたいところだが、まずは撮影会をば。せっかく自宅で撮っているんだし、何か大きさが分かるものと撮りたいなぁ。
撮影が終わったら、お肉の収穫をしよう。
そこのお前!コメ牛の肉だくだくに含まれる肉は並3個分だぜ!と言いながら箸でタッパーに取り分ける。
ひとつの肉だくだくからこんなにお肉が収穫できました。これで明日の晩ご飯には困らないね。
さあ、やっとありつけるぞ。
コメ牛の"ほぼ"牛抜き。牛カルビ肉を味わいたいので、多少は残してある。
薄くなったバーガーにかぶりつく。
う〜ん、肉が辛い!
唐辛子の辛さじゃなくて、味が濃い辛さ。
これはご飯が欲しくなるなぁ。
ずっと食べていると、身体のどこかしらにダメージを受けているような感覚がする。血液か血圧か、何らかの健康を害している気がするのだ。でも美味しいからやめらんねえよ!想像でしかないが、二郎系ラーメンを食べるのってこんな感じなのかもしれない。
肉だくだく、例え胃の容量があれども一度で食べ切るのは健康面が危険だという感想を抱いた。あらかじめタッパーに取り分けておいて良かった。
肉を減らした分、バンズの味わいに集中できた。お月見バーガー食べ比べの時にも思ったのだが、コメダのバンズって甘いよね。すごく好きです。
バンズの下側は、タレがしみてじゅわじゅわとした食感。揚げパンの底面が油でしみしみになっているのに似ている。ふやけすぎるのは嫌だけど、油がしみこむ程度なら美味しい。
家族とシェアして食べたのだが、父から天啓が。
「こんなに味が濃いならパスタが合うんじゃない?」
なるほど、その発想はなかった。
翌日の晩ご飯。
コメ牛丼と、コメ牛パスタ。両方とも味付けは一切していません。
まずはコメ牛丼から。
納得の美味しさ。バラバラに温めて合体させるより、白ご飯に肉をのせて一緒に温めた方が、より一体感が増すように思う。
そして取り分ける際に混入したキャベツがいい味出してる。キャベツのシャキシャキが牛丼の玉ねぎの食感を彷彿とさせ、より牛丼らしくなっているのだ。
お次は父提案のコメ牛パスタ。もちろんパスタ用には作られていないので、少々パスタと肉が絡みづらい。
あのね、想像の100倍美味しい。
コメ牛、お前はパスタと和えるために生まれてきたんだね。
父の神の一手に感謝。
感動はなおも続く。食卓に偶然あった粉チーズをかけてみると、さらに100倍美味しいではないか。
私は今までパスタに粉チーズをかけるメリットがイマイチ理解できていなかったんだよね。でも今日分かりました。粉チーズでこんなに化けるパスタは初めてだよ。
こうして私は2日間かけて「コメ牛 肉だくだく」を味わいつくした。テイクアウトでアレンジに挑戦するのもたまにはいいね。
コメダへ。バーガー作ってる場合じゃねえ。今すぐコメ牛でスパゲッティを開発しろ。
そして今からコメ牛を頼む人へ。テイクアウトして、肉をパスタで和えて食ってみな。飛ぶぞ。
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