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この世は弱肉強食。映画『るろうに剣心 京都大火編/伝説の最期編』

こんばんは。きなこもちです。

何事も終わりの際には誰かが後始末をしているものです。戦争についても然り。幕末の時期ともなれば、新政府側であったとしても、汚名を着せられて殺された人々もたくさんいたことでしょう。いわゆるスケープゴートですね。

今回は、全身火傷を負って死にかけながらも奇跡的に生き残り、明治新政府を倒して新しく弱肉強食の日本建国を狙う志々雄真実と、その野望を阻止すべく再び立ち上がった緋村剣心との戦いを描いた映画『るろうに剣心 京都大火編/伝説の最期編』を紹介します。

あらすじは以下のウィキペディアを見ていただくのが早いので、そっちを見てください!

安定のスタイリッシュアクション

緋村剣心を演じる佐藤健も、瀬田宗次郎を演じる神木隆之介もめちゃくちゃ運動神経いいですね!神木くんなんて、だいぶ昔はオタクだの、運動神経悪そうだの言われてた気がするんですけど、すごくキビキビ動いてて感動しました。二人は映画『バクマン』でも共演してますし、敵同士ながら息が合ってる感じでした。

前編である『京都大火編』ではまだ四乃森蒼紫がほとんど出てきませんし、志々雄真実のアクションもほとんど出てきませんが、後編の『伝説の最期編』でちゃんと出てくるので、この二人のアクションが見たければ後編を見るべし、です。

原作の京都編からの取捨選択は難しい

原作の京都編はそこそこ長く、かつ名シーンが多いので、映画の尺の中にどうやって入れようかだいぶ苦心した感じがしました。個人的にここが残念だったなーと思ったのは宗次郎の過去が描かれなかったことですね。サラッと虐待されてたことが語られた程度で剣心との戦いでも「なんで心が乱れちゃったのかな?」と思っちゃいました。宗次郎の「どうして守ってくれなかったんだ!」が聞きたかった。でもかなりよく再現してたなと思ってて、尺の都合で全部は突っ込めないのもわかるんですよね。比古清十郎との特訓がもう少し短くできたらワンチャン入れられたかもですが、主人公は剣心だから宗次郎を削るのは妥当だと思います。

あと四乃森蒼紫があまりにも噛ませ犬すぎて笑いました😅蒼紫様は確かに原作でも噛ませなんですけど、志々雄に「誰だお前?」って言われちゃまずいでしょ😂そこはさすがに映画のどのタイミングでも絡みがなくて、最後の最後でこんにちはしてるんで、しゃーないかもしれんけど、はじめましてはちょいあかんでしょと。蒼紫様、いいところ見た目だけやったなぁ…。

おわりに

全部合わせて4時間超えてくる大作なので、全部通して見るには根気が必要です。ゆっくり日を分けてもいいでしょう。ただ、さすがに私のように日を置きすぎる(約4年!)と、前編のことを忘れるので、忘れないうちに続けて見るのがおすすめです。


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