【ハラスメント記録】モラハラ先輩



概要

 現在、職場でモラルハラスメントを受けて精神を病むという状況になっているので、その内容について文章に起こしてみた。

状況

 昨年末より勤務している職場において先輩からモラルハラスメントを受けている。
 そして先日1つ限界を超えた結果、防衛反応として負の感情が全て笑いに変換されるという異常な状態になった。狂ったように笑い続けるその状態は一度眠りにつくまで続いた。

モラルハラスメントの内容

 先輩から受けているモラルハラスメントの内容は主として、
・叱責の範疇を超えた過剰な人間性、能力の否定
・必要ないタイミングで行われる叱責
である。

 叱責自体は私のミスに起因するものであるため当然の行動であるが、明らかに叱責の範疇に納まらない人間性の否定が作業終了後も延々と行われているためモラルハラスメントであると私は判断した。
 また、その件について言及した際に
「(上記のミス以外も含めた)お前の行動で俺はイライラしている。それを我慢しているのにお前は棚に上げて辛いだのハラスメントだの言いやがって」
といった内容の返事をされたため、魂がモラルハラスメントの形をしていると思われた。
 なお私の辞めたいという意見に対して
「また俺のせいで辞めたと言われる」
と哀れ極まる前科報告が返ってきた。

モラルハラスメントを行った相手の観察結果

 モラハラ先輩は仕事はとても出来る。正直羨ましいくらいである。私のミスに気が付くことも含めて周囲をよく見ている気が利く有能な従業員である。しかし、この高評価を地にめり込みかねないレベルで下げる。

観察の結果、モラハラ先輩の問題点としては以下の2点が確認された。

・自身の間違いを受け入れられない
 以前、モラハラに耐えかねた私が先輩のハラスメント要素を『言い過ぎである』と指摘した際、先輩は『じゃあ俺はどうやって叱責すればいいのか?』と頭を抱えていた。
 普通の叱責だけに留め、そこから流れるように始まるハラスメントが不要という話なのだが、モラハラ先輩はそれが理解できなかったらしい。理解出来ないあまりに後になってから『お前、さっき俺に対して理論武装してきたよな?』と言って報復ハラスメントをしてきた。
 しかし、別のタイミングで実質同じ指摘をすると『俺はブスにはブスと言う主義だ』などと、自身の失礼な言動自体は認識できていた。
 どうやらモラハラ先輩はどこからがハラスメントになるかを理解できないというよりも、自分がハラスメントを行った、自分が間違ったことをしたという事実を受け止められないようだった。そのため仕事が出来る地頭があるにも関わらず相手だけが悪いと考え何一つ学習せずに何人も辞めさせてしまったのだと考えられた。

・承認欲求を満たすために他者にハラスメントを行う
 モラハラ先輩は仕事が出来るし、そのことに自信を持っているが、逆に驕りが過ぎて普通に仕事をしているだけでは自身の承認欲求を満たせないようであった。
 そして、その満たされない承認欲求を満たすために不必要なタイミングで私を比較対象として下げ、自分が優れていることの再確認を行ってくる。
 正直、私はあまり能力が高くないし、繰り返しになるがモラハラ先輩は仕事はできる。だからと言ってその事実をわざわざ再確認する行為に付き合わされるのは不必要な苦痛である。また、この行為が行われることにより私は精神のダメージを負ったところを再度傷つけられるため精神の回復がされないまま精神状態が悪化し続けていくという問題が発生している。

感想

 今回文章に起こしてみて、自分で認識していた以上にしっかりとモラルハラスメントを受けていて正直驚いた。自分が苦しんでいるものがハラスメントと呼ぶレベルに達しているかどうか迷った時に要素ごとに分けて書き出すというのは有効かもしれない。
 今回の件を踏まえて、ハラスメントの種というのは誰でも持っているものだと改めて感じた。ただ同時に、少しでも自身を省みて相手と向き合う気があれば芽を出すことはあってもそう簡単に花開いてしまうものではないとも思えたので、ハラスメントをする人間というのは存外自分と向き合えない人間なのかもしれないと複雑な気持ちにもなった。それはそれとして許さないけれど。
 この続きを書くようなことにはなりたくないが、もし続きを書くようなことがあればきっとドロッドロのろくでもないエピソードが展開されるのだろう。
 それでは私に心の安息がもたらされることを祈って、さらば。