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デザイナーは「肩書き」ではなく「役割」。リチカの3年間で身についた心構え

みなさんこんにちは。
株式会社リチカでデザイナーをしております、きなこです。

今回、「プロダクト開発で実践していることや、大事にしていること」というテーマの元、エンジニア、PM、デザイナーの揃うプロダクトチームでnoteを書く企画がスタートしました🎉

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個人ではたまにnoteを書いているのですが、もっと開発組織のことや、プロダクトのことを知ってもらいたい!という思いから、リチカ プロダクトチームとしては、今回はじめての取り組みになります...!

ということで、第一回目にあたる今回は「リチカにデザイナーとして3年関わって身についた心構え」についてお話していきたいと思います。

BtoBのスタートアップのデザイナーって、ぶっちゃけどんな考えを持って、どんな働き方をしているの?と気になっている方に読んでいただければと思います。


はじめに

私は3年前の2018年11月、当時カクテルメイクという社名だったリチカに、「UIデザイナー」として、ジョインしました。

詳しくはこちらの記事に書いています。


転職から3年経った今、デザイナーを「肩書き」として認識するのではなく、「役割」へと認識するようになったのが、この3年間の大きな気持ちの変化だなと思っています。


一見2つは同じように見えますが、このように少し意味が違います。

肩書(かたがき)
名刺や印刷物などで、氏名の上部や右肩に官位・職名などを添えて書くこと。また、その官位・職名など。その人を特徴づける社会的な地位・称号など。

役割(やくわり)
役目を割り当てること。また、割り当てられた役目。社会生活において、その人の地位や職務に応じて期待され、あるいは遂行しているはたらきや役目。

goo辞書「https://www.goo.ne.jp/」より

現在は、自分に与えられた肩書き起点ではなく、割り当てられた役目を全うしていくようなマインドで現在仕事をするよう心がけているのですが、なぜそのように考え方に変わっていったのかを、今から書いていければと思います。


自身の狭い価値観の中で仕事をしていた

当時、銀行員からデザイナーという異業種からのジョブチェンジを果たしたことで、「デザイナー」という肩書きにとにかく見劣らないような仕事をしないと...と思っていました。

転職してしばらくの間は、ロゴやwebデザイン、バナー制作、細かいプロダクトの改善など広く挑戦させていただき、つくったものが比較的はやく表に出て、まわりの反応も伺えて、なんとなく「デザイナーをやっている感」がありました。
そうすることで、デザイナーとはこういう仕事である、と変に自分の中で定義がつくられてしまい、価値観から外れた仕事があると、「これって私のキャリアとしてあっているのかな...」と思うことも出てきはじめたのです。


価値観がアップデートしたきっかけ

そんな中、任される範囲もありがたいことに大きくなってきはじめ、2年ほど前にとあるiOSアプリの初期開発チームに入れてもらうことがありました。
そこで私は大きな気付きと気持ちの変化が起こりました。

当時はじめてデザインを任され、自分の考えたデザインがたくさんの人に使いやすいと思われたい!という考えから、ひたすらGUI(ユーザーが実際に触れる画面)のデザインのみをつくりこんで、使いやさだけを重視して考えていました。


▼当時作成していたデザインデータの一部。ひたすら手は動かしていたものの...

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ただ、当時はユーザーのニーズや初期のリリースで検証したいことの上流まで考えきれておらずその時に

「私の思うデザイナー像はまだまだ狭い価値観で、
いいプロダクトをつくっていくためには
自身の価値観をさらにアップデート
していかないといけないのでは・・・」

と気づかされました。

まだまだプロダクトもメンバーもβ版のスタートアップで働く中で、できることの範囲を狭めてしまうのは勿体ないなと感じたのです。


人に向かずに、コトに向かう

じゃあ価値観もアップデートさせないといけないと思ったのはなぜだろうと?と考えたときに出てきたのが「リチカというプロダクトをもっともっとよくしていきたいから」でした。

これまでは「リチカのデザイナーだから」「デザインを頑張りたいから」と、主語に自分(人)が出てきていたのですが、肩書きから入るのではなく、プロダクト(コト)のために向かい、その中で自身が得意とする領域や役割で取り組んでいくことが大事なのではとの考えに至りました。

そうすることで、これまで感じていた「どこまでが私の業務範囲なんだろう」といったしがらみからも開放され、「プロダクトをもっとよくするには」の視点でチャレンジもしやすくなり、結果として今はデザイナーとして挑戦している幅が以前よりぐんと広がっていった実感があります。


▼▼PXの近藤さんが、「コトに向かう」ついて分かりやすく書いています😊


今わたしがやっていること

現在も私はプロダクトチームに引き続き所属しており、メンバーと役割を分担しながら、複数のプロダクトをよくしていくにはどうすればいいか色々な課題と日々向き合う毎日です。

※最近、CreatorZine様で「元銀行員のUIUXデザイナーが顧客理解のために行っていること」というテーマで記事を書いており、全4回の記事を通して自身やチームで行っていることなどをありのままに書いたものもあるので、気になった方はぜひ... !🙇🏻‍♀️


設計や改善を行うのがメインの業務ですが、時にはチーム全体のフローを見直したり、また、他部署のデザイン業務をお手伝いしたり、後輩デザイナーのサポートをしたり(できてるかは分かりません...笑)と、さまざまですが、リチカのMissionである『Switch to The Rich. 想いが届く、で世界を豊かに。』を実現できるよう、日々仕事と向き合っています。


まとめ

事業会社でのデザイナーという肩書きは、あくまで「役割」なのだということ。

今後も「リチカのデザイナーだからデザインを頑張る!」と、主語から入るのではなく、「プロダクトをもっとよくしていくために、リチカを使ってくださるお客さまのために取り組み、その中でも自分は「デザイン」というスキルを伸ばしながら貢献していきたい」そんな気持ちで励んでいきたいと思います。

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昨今、いろんな事業会社さんのデザイナーさんの働き方の記事があり、あくまで自分が書いた気持ちの変化や働き方は一例にはなりますが、誰かの参考になれば幸いです。



We are Hiring!!!


改めてですが、リチカのデザイナーは本当にさまざまなことに挑戦できる環境があります。

まだまだたくさんの課題と向き合いながらプロダクトをよくしていかなければならないし、リチカというブランド全体のデザイン、見せ方についても、外部のデザイナーさんと協業しながらアップデートを行っている最中です。

チームリチカで、一緒にデザインのお仕事を全うしてくださる方をお待ちしています!!(切実


■採用情報

私が所属するプロダクトを始め、リチカは絶賛採用中です💐
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最近Meetyも始めました。よかったらお気軽にお話しましょう😊


プロダクト以外のポジションも積極採用しています💪🏻🔥
リチカについてもっと知りたい方と思っていただいた方がいらっしゃれば、ぜひ以下もご覧ください。


最後までお付き合いいただきありがとうございました。

次回は、プロダクトチームの頼れるPM上野さんです!いつも頼りまくっていますが、上野さんは本当に視点が広くて、チームの動きを円滑にしてくれるところに尊敬しております。
これからプロダクトチームのみんなが続々とnoteに...個人的にもわくわくです...お楽しみに。

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