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ホテルで仕事をして思ったこと


GWは千葉県の勝浦市にある某ホテルでリゾートバイト。
おてつたびではなく、リゾートバイトの利用はこれが初めて。
登録会社はヒューマニック。
特に理由は無い。
リゾバ.comで仕事を探していたらここに登録していたという感じだ。


今回は客室清掃のお仕事。


仕事内容は

お客さんが泊まった部屋のシーツや枕カバーなどを一気に剥がしていき、新しいものに付け替える。
そして洗面台やトイレの掃除、次泊まる予定のお客さんの人数分の浴衣やアメニティ、タオル、お水やお菓子の補充する。

といった感じ。


ホテルの客室清掃は今年に入ってこれで4度目くらい。
場所は違ってもやることは大体同じ。
そして人手不足なのも同じ。


やることが多く、求められるレベルも高い。

時間にも間に合わせなきゃいけない。

体力的にもハード。

そんなのが続けば当然いくらかミスも出てくる。

するとそこに泊まったお客さんからクレームが入り、フロントから清掃スタッフにしっかりするよう言われる。

人手不足なのに気を使わなきゃいけない箇所がさらに増えてくる。

辛いので辞める人も出る。

さらに人手不足になる...

という負のループ。


正直どこもこんな感じ。
だからどこへ行っても「また待ってるよ(働く場所に困ったらいつでもここへ来なという意味)」と言われる(笑)


日本のサービスって凄い良いと思うけど、こういうところに皺寄せが来てるのかなと思う。
めちゃくちゃ大変。


やってみたからこそ
「あぁ自分が泊まる側になった時は必要以上に良いサービスを求めるのはやめよう」
と思った。


この負のループの起点は、多くの人が今の日本の良いサービスが当たり前だと思っていることにあるのかなと個人的に思う。


金払ってんだから良いサービスを受けて当然だと思う気持ちはもちろんわかるし、自分にもその気持ちが無いわけではないが、
それにしても日本人は普段から良いサービスを受けてるが故に高いレベルを要求しがちなのではとすごく思う。


日本のサービスは素晴らしいと思うしこの国の良さでもある。
本当にありがたいと思う。
が、多くの辛さを伴ってまでやる必要は無いと思うし実際にこういうところに皺寄せが来てるのも事実。
泊まる人には見えない部分だけれど。


高いレベルを要求しがちな人たちは、
極端かもしれないけど一度野宿でもするか、実際にこういう現場で働いてみるとイイ。


まず「屋根付きで空調が効いていて雨風凌げる場所に布団がある」ってだけでもありがたみを感じる。
何度も野宿を経験しているがその度に思う。
あとは海外の安宿に泊まってみたり。


そして実際に現場で働いてみてその大変さを知れば、いざ自分が泊まるってなった時少しは寛容になれるのではないのだろうか?


高いレベルのサービスを要求し続けると、最終的にまわりまわって自分の首を絞めると思う。


日本のサービスは素晴らしい。
この国の良さでもある。
しかし、それは当たり前ではないと思う。


この良さに慣れてしまわないように。
当たり前だと思いすぎないように。


誰かが寛容になってくれたら、
もう少し気楽にやっていけるのになって思う。

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