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ハンさんに赤ちゃんが生まれました💛

ハンさんに赤ちゃんが生まれました。
生まれてすぐに、夫のカイーさんが写真を送ってくれました。
お姉ちゃんのアンちゃんによく似た女の子です。

「わたしは 忙しくなります。」
出産を控えた、週一度の日本学習会のとき、カイーさんが言いました。
ハンさんが入院中は、仕事をしながらアンちゃんの保育園の送り迎えや食事の支度などもしなくてはなりません。
ハンさんのお母さんに手伝いに来てもらう予定でしたが、コロナでベトナムから来ることはできません。

「カレー食べる?」
会社の三時休みにカイーさんに聞きに行きました。
目をキラキラさせて「はい。」と言ってくれたカイーさん。
一食でも手助けできたらとカレーをつくって持っていく約束をしました。
彼らは豚肉をあまり食べないようだから、牛肉カレーをつくりました。
いつも我が家は豚バラなんだけど、ちょっと奮発。
何だかいつもより美味しくできた♡
カレーのルーは、普段は甘口と中辛を混ぜるんだけど、
アンちゃんのことを考えてバーモントカレーの甘口オンリー。
ほんとは、夫は甘口が好きだから夫も嬉しいみたい。

となり村で美味しい完熟イチゴも仕入れてカイーさん家へ。
カレーを鍋で持っていったら、すぐに鍋を洗って返してくれた。
そして、玄関にはお返しに「ドラゴンフルーツ」が用意されていました。
なんて気遣いなんだろう。

うちに帰ってドラゴンフルーツを前にどうやって食べるのかしらと思っていたら、カイーさんがアンちゃんが食べてる様子を写真で送ってくれた。
早速真似して食べてみた。
うーんと甘くもなく、すっぱくもなく、瓜?みたい?
不思議な味だけど、果汁たっぷりで乾き気味の体に染み渡る感じで心地いい。

私たちの住む地域には、一つの市と13町村があって人口はおよそ16万人。
医療過疎と言われる地域で、出産できるのは市立病院と小さな助産院がひとつだけ。
地域でコロナに感染した方があったときには、まず市立病院が受け入れることにもなっている。
ほかにも市立病院には、がんを患っている方や様々な疾患を抱える方たちが診療、治療を受けにたくさん通っている。
もし、市立病院でクラスターが発生したら・・・。
ハンさんが無事出産するまで祈るような気持だった。
でも、まだ終わりじゃない。これから検診もあるし。
地域の医療のためにも、元気な私たちがコロナに感染しないようにしなくては。


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