黄たまご

新しい年に

窓の外があんまり澄んでいるから、今朝という時間が特別に変わる。
新しい年という言葉だけじゃなくって、何もかもが朝露に濡れたように新しい。

こんな気持ちで日々の窓をのぞけたら、そこにはまだ見たことのない自分が立っているはずだ。

新年という新しくて懐かしい始まり。
出会えるのは、期待せずもずっと探していた私。

魔法なんてないのに、窓際に立って呪文を唱えた。
今年いちねん、幸いでありますように。

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