商品開発の秘話。(4)
(昨日からの続き)
そうこうして出来上がったのが冒頭の商品。
たくあんのプチサイズでネーミングは「たくぷち」、味付けはお客様に選んでもらえる3種類を用意して、袋から出してすぐに使えるスライスタイプの超少量目の60gにしました。
当時120gでも少量サイズだったものの半分サイズです。
そしてこれまでたくあんに興味のない方にも手に取ってもらいたいという思いで、肝心のデザインには乳酸菌の妖精をイメージしたキャラクター入りにしました。
賞味期限も4ヶ月ありますので、冷蔵庫等で備えておけば、いつでもすぐに利用できる、強い味方です!
また、このキャラクターには、天日干し沢庵に含まれるGABAという成分が血圧を下げるという機能性や豊富に食物繊維が含まれているなどの「食べる理由」も訴求しました。ひげ面の強面(実は可愛く仕上がってしまった)という設定です。
もちろん、使用する調味料は着色料や保存料は無添加、アミノ酸などの化学調味料も使用せずに仕上げました。
これまで足りないと思われていたものをひとつずつ形にした商品ができあがりました。
当時価格設定は1袋あたり250円程度です。
みなさんなら買ってくれますか?
東京で開催された展示会にも参加しましたよ!
さて、いよいよ販売。商品開発の思いが届いたのでしょうか?
実は、残念ながら届きませんでした。簡単にヒット商品は生まれないですね。
そしてまた明日に続く・・・
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