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安全に漬物を楽しんでいただくために。

お酒とよく合うきゅうりの一本漬け。

JAさんがレシピを公開されています。


このレシピ公開のおかげで漬物文化がまた広がること、
とても嬉しいです。


自宅で作って食べるのであれば問題ありませんが、
この状態で露店で販売することはできません。


なぜ?そのヒントは冷やしパイナップルと同様です。


余計に理由がわからなくなったかも知れませんが、
商品を提供する状態に問題があります。

きゅうりの一本漬けにしても、
冷やしパイナップルにしても、
竹串や割り箸に刺して販売することはできません。


というのも、
焼き鳥などの串に刺してから加熱などの
滅菌の工程があれば問題ありません。

しかしながら、きゅうりにしてもパイナップルにしても
串に刺した後に滅菌する工程がありません。

一度付着してしまった菌は何らかの処理がない限り
減ることなく、増えるばかりです。


私たちが冷やしきゅうりをイベントで販売する際、
温度計のついた冷蔵庫に保管して
お客様には早めに食べていただくことを
お伝えすれば大丈夫と思っていました。


しかしながら、保健所の見解としては、
温度計のついた冷蔵庫で保管をすることをしても
菌を増やしにくくすることはできますが、
菌を減らすことはできない、

ということは食品事故の可能性がある、

との見解で指摘後は個包装して、
原材料および賞味期限、保存方法などを記載した
一括シールを貼り付けての販売に切り替えることと
しました。


お客さんからも串などに刺さっていた方が食べやすいとの
意見もありましたが、その都度説明をさせていただきました。


しかしながら未だ、この串や割りばしに刺しての
販売があちらこちらで見受けられます。


これからは祭などが催され、
冷やしきゅうりなどおいしい季節となります。

大袈裟ですが、
自分の身を守るのは自分しかありません。

食品に含まれる塩分濃度や食品添加物も気になりますが、
提供される衛生環境も見ながらお買い物を楽しみましょう。


昔と違って、今の漬物は低塩化が思った以上に
進んでいます。


安心して安全に漬物を楽しんでいただけることが
一番です。


引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。

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