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文房具【三角定規】の英単語・雑学の紹介

きむっちです。

小学校の頃に三角定規をよく使っていた方が多いかと思います。
三角定規の真ん中に穴が空いているんですね。

では、なんで三角定規に穴が空いているのか知りたくないですか。

この記事では
文房具の三角定規に関する英単語・雑学について紹介していきます。

【この記事を読んでいただく前に】

この記事を読んでいただく前に
文房具のコンパス・定規を知っておくと
この記事をさらに面白く読めますよ。

コンパスの記事はこちら

ものさし・定規の記事はこちら

三角定規の歴史

三角定規ができる前には、
古代ギリシャ(紀元前8世紀から4世紀)で
定規・コンパスが使われていました。

当時は二重コンパスも使われていたそうです。

その後、
古代ローマ時代(紀元前509年から紀元前27年まで)になると
三角定規が作られていたとされています。

三角定規の雑学

ここからは
三角定規の雑学について
3つ紹介していきます。

【TOPIC】1.三角定規になぜ穴が空いている?
2.三角定規の穴はなぜ丸が多いの?
3.三角定規が2個1組の理由

1.三角定規になぜ穴が空いている?

三角定規には
穴が空いていることが多いんですよ。

その理由について3つ解説していきますね。

少しわかりにくくなるので、
理由3つをまとめました。

● 三角定規と紙の摩擦を少なくするため
● 三角定規と紙の間の空気を抜くため
● 三角定規の変形を防ぐため

ここから
詳しく解説していきますね。

● 三角定規と紙の摩擦を少なくするため

まず、三角定規の形を考えてみてください。
どう考えても直線状の定規と比べると
三角定規では紙の上で接触する面積が大きくなってしまいます。

そうなると、
三角定規と紙の摩擦が起こり、
紙の上で動かしにくくなってしまうわけなんです。

そのため、
三角定規に穴をあけておくことで
紙と接触する面積の部分を少なくすることができるんですね。

面積が少なくなることで
三角定規が紙の上で動かしやすくなるってことです。

● 三角定規と紙の間の空気を抜くため

空気が抜けて
紙と三角定規の密度が高まると
取れにくくなってしまうことも。

そんなときには
穴の箇所に指をいれると空気が抜けて
三角定規が取り外ししやすくなるんですよ。

● 三角定規の変形を防ぐため

三角定規は
主にプラスチックでできています。

つまり、気温の変化で変化しやすくなるのです。

夏は若干大きく、冬は小さくなることに。

サイズが変わってしまうと
定規としての機能がなくなってしまいますよね。

そのようなことにならないよに
三角定規の真ん中には穴が空いています。

この穴があることで
熱による伸縮が調整され、気温変動の影響を受けにくいようにしているってことなんですよ。

2.三角定規の穴はなぜ丸が多いの?

三角定規の穴って
丸形になっているものが多いんですよ。

空気や摩擦を減らすだけなら
他の形の穴でもよかったりするわけです。

星形やハート形だったら
子どもが喜びそうですが、
そう言ったことは関係なく丸形が多いんですね。

実は、
星形などにしてしまうと
星の角の部分に力が集中してしまって、
ひび割れを起こしてしまうことがある
んですね。

一方、
円(丸)の形にしておくと
力のかかり方は均等になります。

そういったことから、
丸の形にしておくことで
三角定規の強度を保ちやすくなるってことなんです。

3.三角定規が2個1組の理由

小学校4年生くらいになると
三角定規を使って垂直・平行な直線を作図することになるときに使うことがあります。

そう言ったことから
三角定規は2個あると使いやすいんですね。

ここで、三角定規を買うと
二等辺直角三角形直角三角形の2種類が入っています。
どうして異なる三角形の三角定規が入っているのか?

それは、
二等辺直角三角形と直角三角形の2つを組み合わせて
30、45、60、90度の角度を足したり引いたりすることに使えるからなんですね。

こういった特徴から、
2種類の三角定規を使うことで
15度単位での角度の足し算・引き算に応用する
ことだってできます。

三角定規の英単語

三角定規
英語で”set square"
もしくは”45degree triangle"です。

日本語ぽく表すと
「セット スクウェア」
もしくは「45ディグリー トライアングル」となります。

英語では、
直角三角形の三角定規で表されることが多いです。

【”square”は四角形以外でも使われる?】

意外かもしれないですが、
”square"というのは「四角形」を示しているわけではありません。

”square"は
90°の角度を持つ形のことを指しています。

なので、
三角形よりも角度が多い五角形以上でも
90°のものがあれば”square"になるってことなんですね。

つまり、
”set square"というのは
直角に合わせた文房具だということです。

五角形より大きいものだと
文房具としても使い勝手がわるくなりますからね(-_-;)

【set squareの英英】

ネットの英英辞典では、
”set square"は次のように表されています。

a flat piece of plastic or metal with three sides and one angle of 90°, used for drawing or testing angles

「3つのサイドがあり一つの角度が90°のプラスチックもしくは金属でできているモノで、描いたり角度を見るときに使う」

引用元:set square(ロングマン英英辞典)

最後に

三角定規は
小学校でよく使う文房具です。

使い方をよく知っておくことで
いろいろな算数の考え方につながります。

使いやすい三角定規を選んでみることで
図形に対する興味を広げやすくなりますよ。

ぜひ、使いやすい三角定規を探してみてくださいね。

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