【基礎英文法】(11)名詞③|可算名詞・不可算名詞での「たくさん」の違い
きむっちです。
今回は基礎英文法として
名詞の解説していきます。
今回で3回目の名詞の記事です。
前回は可算名詞・不可算名詞について
解説しました。
ざっくり説明すると
可算名詞は数えることができるもので、
不可算名詞って数えられないものでしたね。
前回の記事はこちら。
今回の記事では
可算名詞・不可算名詞での「たくさん」の違いを
解説していきます。
ここでの「たくさん」ってのは
可算名詞と不可算名詞での違いが
たくさんあるってことじゃないですよ。
普通、「たくさん」ってのは
数えるのが面倒なくらい
手に持っているってことですよね。
可算名詞と不可算名詞のたくさんの違いは
さきほどの記事で確認してくださいね。
この記事では
可算名詞と不可算名詞で使う
形容詞の「たくさん」の違いについて
紹介していきます。
可算名詞での「たくさん」
可算名詞で「たくさん」ってときには
”many”を使うことになります。
可算名詞で「たくさん」って使うときの
例文は次の通りです。
I have many lemons.
「私はたくさんのレモンを持っている」
He has many toys.
「彼はたくさんのおもちゃを持っている」
She has many coins.
「彼女はたくさんの硬貨を持っている」
ここからブレイクしますね。
あまりレモンをたくさん持つってことはないかもですが、
レモンは意外な飲み物の由来にもなっているんですよ。
その飲み物とは?
レモンの記事で
答えを確認してみてくださいね。
初めて読まれる方にとっては
かなり意外だと思います。
不可算名詞での「たくさん」
可算名詞で「たくさん」ってときには
”much”を使うことになります。
不可算名詞で「たくさん」って使うときの
例文は次の通りです。
It is much rain today.
「今日はたくさん雨がふっています」
【muchは副詞でも使える】
このmuchは
形容詞(名詞を修飾)だけではなく、
副詞(名詞以外を修飾)でも使えるんですよ。
次の例文では
動詞を修飾した形で
副詞として使っていますよ。
Don't drink too much.
「あまりたくさん飲まないようにして」
この文章の形は命令文の否定形でしたよね。
否定形を忘れたって方は
こちらの記事で振り返ってくださいね。
manyとmuchを理解しやすい疑問詞how
以前に疑問詞howのことを解説した
記事をアップしましたよね。
忘れたって方は
こちらで確認してくださいね。
How manyでは
数や人数を聞く疑問文を
作るんでしたよね。
How many people are you ?
「何名様でしょうか?」
How muchでは
金額のことを聞く疑問文を
作るんでしたよね。
つまり、お金(money)なので、
不可算名詞ってことになるんですね。
How much does it cost ?
「どのくらいの費用(お金)が必要になるんですか」
manyとmuchで迷ったときには
疑問文のhowで考えてみてもよいかもです。
実は、
manyやmuchは疑問文や否定形のときに
多く使われることが多いんですよ。
manyを使う場合には
主語で「多くの人々」などのような
やや硬めな文章で使うことが多いですね。
Many people use Japanese in Japan.
「多くの人々は日本国内では日本語を使う」
可算名詞・不可算名詞のどちらでも使える修飾語
基本的には
可算名詞だとmany、
不可算名詞だとmuch を使います。
しかし、
このどちらでも使える修飾語があります。
その修飾語がこちら
● a lot of
「たくさんの」
● lots of
「たくさんの」
● plenty of
「(必要以上に)たくさんの」
● some
「いくつかの」
① a lot of
「たくさんの」
a lot of は口語的な表現で使います。
くだけたニュアンスを含むことがあるので、
場面によっては”many”か”much”を使った方が良いですね。
まずは可算名詞から。
I have a lot of lemon.
「たくさんのレモンを持っている」
不可算名詞の例はこちら。
I have a lot of money.
「たくさんのお金を持っている」
ここで、
”a lot of”は
任務や課題といったときに
使われることが多いですね。
② lots of
「たくさんの」
lots ofは”a lot of”よりも
さらにくだけた表現になります。
手紙などで友達にメッセージを送るときなどに
"lots of love(たくさんの愛を込めて)”ってことで
書いたりすることもありますよ。
この”lots of”は
”lots and lots of"のように重ねて使うこともできます。
I write this article lots and lots of love
「たくさんのたくさんの愛を込めて」
僕自身も
このnoteは愛を込めて書いています笑
③ plenty of
「(必要以上に)たくさんの」
plenty of も
可算名詞と不可算名詞のどちらでも
使うことができます。
「(必要以上に)たくさん」って
意味合いもあるんですよ。
ここで、
”plenty of”は
生活必需品などで
使われることが多いですね。
I have plenty of books.
「私は(必要以上に)たくさんの本を持っている」
また、
”plenty of”は
不可算名詞との相性がいいんですよ。
こんなときに使います。
僕もこう言えるように頑張りたいところです。
I have plenty of free time.
「私には十分なほどの自由な時間がある」
④ some
「いくつかの」
someの場合には
「いくつかの」って意味で使います。
ここまでの
「たくさん」とは
意味合いが違いますが、
someも
可算名詞でも不可算名詞でも
使うことができるんですよ。
まずは
可算名詞の例文です。
I have some lemons.
「いくつかのレモンを持っている」
もちろん、
不可算名詞でも例文があります。
まず、
飲み物・食べ物系から。
このときには
日本語ぽく訳さなくても
ちょっと飲むって意味がありますよ。
I drink some coffee.
「(ちょっと)コーヒーを飲む」
I eat some bread.
「私はちょっとパンを食べる」
もちろん、
形がない抽象名詞でも
使うことができますよ。
I have some information.
「少し情報があります」
まとめ
日本人にとっては少しわかりにくい
可算名詞・不可算名詞ですが、
なんらかの形でまとまっていたら
数えることができるんだと
捉えればわかりやすかったりします。
”a lot of”って表現を解説してきましたが、
”lot”ってのは
「ひと山」って意味があるんですね。
製品のロット番号(Lot number)も
「ひと山のくくり」ってことなんです。
つまり、
「ひと山」になったら
数えることができるってわけです。
次回のお知らせ
次回からは
過去形に入っていきます。
日本語では「~した」だけでOKなんですが、
英語の場合にはごちゃごちゃしてます。
どうごちゃごちゃしているのかも
説明していこうと思ってます。
できる限り丁寧に解説しますので、
それまでお待ちくださいね。
それでは次回まで
楽しみにしていてください(^▽^)/
See you again!
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