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【学生・ライター必見】探究のテーマは「スマホのカメラロール」にあり?


タネボン:「レポートが書けない」「記事のテーマが見つからない」って大学生とかライターあるあるだよね。思いつく人はパッと思いつくし、そうじゃない人は頭を捻ってなんとか見つけ出すしかないと思ってるんじゃないかな。でも、本当はだれにでも「面白い探究のテーマ」を見つけ出すことはできて、それを知らないだけだとしたら?

しかも、その材料が誰もが持っているスマホのカメラロールにあるとしたら?

レポートや論文のハードルってぐんと下がるんじゃないかな。

この本には、そんな「センスに頼らない探究の進め方」のヒントと執筆の進め方がコンパクトにまとまってる。
著者はチェーンストア研究家で、『ドンキにはなぜペンギンがいるのか』を書いた谷頭和希さんだ。
ライターとしてさまざまな記事を書いてきた著者独自の柔軟な考え方をもとに、身近なものから探究のテーマを見つけて、文章にしていくプロセスを学べるよ。

もちろん、スマホのカメラロールからアイデアを見つけ出す方法もね。

下の画像リンクから立ち読み版が読めるから、気になったらぜひ読んでみてね。


コトリー:おい、スマホを持ってないやつはどうする。あと私はレポートも論文も記事もふだん書かんぞ。

タネボン:スマホじゃなくても、通勤通学の道でも、よくいくお店の中でもいい。ようは、身の回りにある物事の見方を変えるだけで「探究」のタネは驚くくらいたくさん出てくる、ということ。その見つけ方や問いの立て方と、文章という形で他人に伝えるときのコツがこの本には書かれている。

論文やレポートといったまとまった文章をふだん書かない人でも、日常のいろんな物事に対して新しい発見ができるようになれば、仕事や勉強で新しい視点を得たり、もっと楽しめるようになるかもしれない。つまり、「探究」することの面白さと気軽さに気付けるかもしれないんだ。それに、文章を書くのがメインの仕事じゃなくても、誰かが読んで「おもしろい!」と思う文章にして伝えられるくらいアイデアを考えたり整理したりすることは、いろいろなシーンで役に立つと思うよ。

その意味では、学生やライターじゃなくても、たとえば企業で商品企画をしている人とか、プレゼンがうまくなりたい人とか、youtuberが新しい企画をするうえでの参考になったりするかもしれないね。

コトリー:むむ、そういった意識高いことはよくわからんが……。ようは、いろんな人に役立つヒントが書かれているということか?

タネボン:そうだね。直接的に仕事や勉強に役立つことのほかにも、「日常をより楽しむための解像度の変え方」みたいなことも書かれていて面白いよ。たとえば、道を歩くスピードで見えてくるものが変わって、ふだんは気づかなかったような新しい発見ができるようになるとか。

コトリー:休日に駅前をぶらぶら歩いたりすると、「あれ、ここにこんな店あったっけ」とか「ここにこんな花咲いてたっけ」とか思ったりするよな。そんな感じに近いか?

タネボン:うん、そういう感覚ともつながっている気がする。試し読みのリンクを貼っておくから、続きが気になったらぜひネット書店で買って読んでみてね。読み物としても面白いと思うよ。

コトリー:これ読んで文章を書く自信がついたら、ブログでも始めるか……。

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目次

1 はじめに
 1‐1 チェーンストア研究家が語る「探究」
 1‐2 本を書くことは探究することと同じだ
 1‐3 身近なところに探究のタネは転がっている!
2 「問い」とは何か?
 2‐1 「問い」とはどういうものか
 2‐2 「問い」にこだわりすぎるな
 2‐3 大まかな「問い」の作り方
3 「問い」のための調査法を知ろう
 3‐1 参考文献を探す
  3‐1‐1 NDLでの調べ方
  3‐1‐2 ネット検索を活用する
 3‐2 フィールドワークをする
  3‐2‐1 フィールドワークとはなにか
  3‐2‐2 とにかく数をこなす
  3‐2‐3 なんでも記録する
  3‐2‐4 コードを変える
 3‐3 インタビューをする
4 整理・分析は「比較」にはじまる
 4‐1 比較のコツ
  4‐1‐1 似ている形のものを探す
  4‐1‐2 似ているデータを探す
  4‐1‐3 比較したあとの論の進め方
5 文章を書き切るために
 5‐1 文章を書く時に意識すること
  5‐1‐1 構成を決めておく
  5‐1‐2 とりあえず書き始める
  5‐1‐3 推敲をがんばる
 5‐2 行き詰まったときはどうする? 
6 質問タイム
7 世界初の発見は、誰にでもできる

著者プロフィール

谷頭和希
チェーンストア研究家・ライター・批評家。1997年生まれ。一見平板に見える都市や都市空間の事象について、消費者の目線から語る。特にチェーンストアなどの現代の商業空間、テーマパークなどのエンターテイメント空間について、徹底的なフィールドワークをもとに分析・考察した文章に定評がある。著作に『ドンキにはなぜペンギンがいるのか』 (集英社新書)、『ブックオフから考える 「なんとなく」から生まれた文化のインフラ』(青弓社)。執筆媒体として「東洋経済オンライン」「現代ビジネス」「Yahoo! JAPAN SDGs」ほか多数。テレビ・動画出演は『ABEMA Prime』『めざまし8』など。Podcastに、書評家の三宅香帆との『こんな本、どうですか?』など。


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