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「優等生」から抜け出したい人のための本を作ります。

みなさんは、自分のことを優等生だと思うだろうか?

「いや、劣等生です」と面と向かって言える人は少ない気がするが、「はい、優等生です」と自信を持って言える人も少ないと思う。

でも、内心「優等生」だと感じていて、しかもそれをあまり良いことだと思っていないという人は多いのではないだろうか。

優等生というと、頭が固いとか動き出しが遅いとか、マイナスイメージのほうが前面に出てきてしまう。
とくに最近のめまぐるしく情勢が変わる世の中では、言われたことをそつなくこなす優等生よりも、むしろ劣等生として大勢から離れて自分の道を突き進んできた人のほうが、何かを自力で成し遂げる力をつけて楽しい人生を歩んでいるようにさえ思える。

かくいう私も、学生時代勉強のそこそこできるいわゆる優等生で通してきた。それは世間的には悪いことではない理解はしていたが、やはりどこかモヤッとしたもの、「このままではいつか破綻する」という感覚をずっと持っていた。

英語の構文や、戦争が起こった年号や、CだのHだのが並んだ化学式だのを覚えたところで、これがいつどこでどう役立つんだろう?という疑問が常にあった。でも、教養として覚えておけば役立つんだとか、記憶力を保つためにも意味があるんだとか、いい大学に入るためには必要なんだとか、そんな穴だらけの理屈で自分を納得させていたように思う。

もちろん、いい大学に入ること自体は悪いことではないし、結果的に頑張って勉強したという経験は今の自分に役立っている部分も多いと思う(まわりの人より知識量が多い自信はある)。

だけど、結局学生時代に「優等生であることの呪縛」から逃れられなかったのは、少し苦い経験として今も残り続けている。

もし、もっと早い段階で優等生としての自分を脱ぎ去って、楽になれていたら?

もっとたくさんの面白い経験が詰めていたんだろうな、と思う。
あるいは、全然違う人生の選択をしていたかも?

でもこれは、学生だけでなくきっと社会に出てからもずっと自分について回る問題だ。いままで身につけてきた「優等生」という鎧をどう脱ぎ捨てるか。そして、新しい武器をどうつくるか。

たぶん、同じ悩みを抱いている人は多いんじゃないかと思う。

そんな悩みを解決してくれる人がいる。

新規事業人、連続社内起業家という肩書を持つ、女性事業家の椿奈緒子さん。サイバーエージェントで事業責任者、cybozu.netで代表取締役CEOを経験し、その後13個の新規事業立ち上げや、マーケティング・セールス・アライアンス統括を経験してきたすごい人だ。

なんだかキラキラしてみえるこの人も、昔は優等生の自分に悩んでいた。そこから抜け出して自分らしい道を創ろうと模索してきた結果が今に繋がっているという。

まさに、「優等生の呪い」を解くのにうってつけの人だ。

この椿さんと「次世代の教科書」で、その経験とノウハウを一冊の本にしようと思う。

優等生的な考え方から卒業して、どんな時代にも対応できる柔軟で強く、自由な考え方を手に入れるための本だ。

ちょうど今日、その椿さんとお話をした。
数々の事業を生み出してきた、エネルギッシュな人物像そのもので、陽の光のような人だった。
でも、その中に一本、人生を通して必死に悩み、試行錯誤してきた人特有の知性を感じた。

この人なら、私自身が抱えている「優等生の呪い」も解いてくれるかもしれない。

そんな希望を感じた。

これから、この本を作る過程を少しずつ見せていこうと思う。

来るべき「脱優等生」の未来を信じて。

右:椿さん、左上:金風舎代表香月、左下:「次世代の教科書」編集長松田

(「次世代の教科書」編集長 松田)


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