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ホステスさんの着付けを始めた時のこと①

どのようにnoteを活用しようか、何を書いていこうか考えずにスタートして未だ分からずの状態ですが、夜の街で着付けを始めたばかりの時のことを書くことにします。文章を書く練習のつもりで気軽やってみよう。

先日投稿しました ↓

ミナミで着付けを始めた時のこと

私は大手ではないですがごく普通の着付け教室に通っていわゆるお免状(看板)を取得していました。初級で自装(自分で着る)から始まって、その後他装(人に着せる)を習い花嫁着付けや時代衣裳などに進むというカリキュラムです。前職はずっと着物関係で仕事でも着物は着ることもありました。でも他装に関しては友達とのお出かけの時に着せたり、年に2、3回先生に連れられて成人式や卒業式の着付けに行く程度だったので、ほぼ素人が現場に飛び込んだ状態です。いきなり”着せられるプロ”であるお客様ばかり目の前にして緊張の嫌な汗をかく毎日でした。

夕方の短時間に次々とお客様がやってきます。夏だったので息つく暇もなく浴衣を着付けしていました。今よりお客様が多かったので足腰がたたなくなることも…。残念ながら現在ではお正月以外にそこまで殺到することはないので、あの経験の記憶はだんだん薄れつつありますが。
お客様は皆セットサロンでのヘアセットや同伴の待ち合わせで次を急いでいらっしゃいます。たとえ急いでなかったとしても順番待ちの列がすごかったので、いつ仕上がるの??とおっしゃりたいような圧があります。正直怖かった~^_^;

あたり前ですが皆様いろんな体形。そしてタオルいらない、胸元の補正いらない、他の小物一切なしで紐2本のみでの浴衣着せて、など着付け教室のお稽古の場とは違うことの連続。当時の私では想定もできないことばかり起こりました。

私が感じた一般の着付けと違った点

何人ものお客様に言われたのが、もっとおはしょりを短く、ということ。習っていた長さで仕上げるともっと短くと言われることが多かったです。今は目が慣れてしまっていますがもしかしたら1㎝程度は短めかもしれません。以前北新地の方が、「ミナミはおはしょり短い」とおっしゃっていたのを聞いたことがあるので、この辺りが短いのかうちに来てくださったお客様が短いおはしょりを好むのか。それは定かではないのですが。

浴衣の着付けも、全く補正なしで着る方がほとんどでした。くびれを埋めないのでその分シワやおはしょり部分に余りができますが、当たり前のように脇縫いでタックを取っていたら、(厚みがでるので)それは嫌、と何人もの方に言われました。なので縫い目に袋状に畳み込む方法(うまく文字で説明できませんが)を考えてやってみたり、ちょっと後ろの方でタックをとったりしました。
そして今では私の中では当たり前になっている浴衣に衿芯。教室で先生に教えて頂いてはいましたが実践するのは初めてでした。

(また他にも思い出すことがあったらまた書き加えますね)

勉強のつもりで、まだお客様のご来店が少ない時間帯に通りに出て他の着付けサロンの浴衣着付けはどんなものか見に行ったりもしました。その時感じたのは体のラインがほどよく出た着付けだなということです。ほんのりセクシーさがあるという感じでしょうか。感覚的なものですが。ほぼ素人の私(当時のお客様には申し訳ない)必死で一応浴衣を着せた、という状態で体に沿うように纏わせることなどは考えることもなく、、、

おはしょりを短くというのも脇でタックをとらないというのも、美しくスタイルよく見せたい、という思いからではないかなと思います。
(おはしょりが短いからスタイルが良く見えるという訳ではないですが)
お客様の、より美しく見せたい、という思いに応えられるような着付けができるように追求していかなければとずっと考えています。


大阪心斎橋で 着物レンタル・着付け・レッスンをしています。夜のお仕事の方だけでなく一般の方もお気軽にどうぞ♪



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