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着付けは身体操作と指先の技術だと思う件

これから書くことは10年以上着方教室で着物の着方を教えてきた私(ちか)の今現在の考えです。なんの裏付けも、参考書籍もないただの持論なので、興味のない方はスルーしていただくとして、自分の考えをまとめるために書いてみます


先に10年以上着方教室で教えてる、なんて書きましたが私がしているのは主にお店のお客様を対象に、やって、と言われたときにマンツーマンでやってるこじんまりとした着方教室なので大手の着付け教室みたいにカリキュラムがあったりとか、一級着付け士になれる、とかではないです
あくまで、自分で楽しむ為の着方を教えるというスタンスで、プロの着付け師がモデルに着せたようなぴしっと美しい着付けではなく、人並みに清潔感のある自然な着方をレクチャーしています
なので、着付け全く知らない人でも6回も練習すれば襦袢、着物、帯と一通り着れるようになるごくごく普通の着付けです

着付けるための身体の動かし方

前置きが長くなりましたが、
着付けは身体操作と指先の技術だと思う件

これは、着方教室をしていて常々感じていることだったりします
はじめて着物を自分で着る人に、着物の着方を教えるときに私が何に気をつけて見ているかというと

着物や襦袢を着るときの姿勢

手と指先で布をどう捌くか?
です

もう少し具体的に書くと
·裾合わせの時に前かがみになってないか?
·裾を上げて身頃を巻くときに肩が上がって力んでないか?
·肘が浮いてないか?
·布を裾と平行になるように腰にあてられているか?

というのも、上の4つは、はじめて着付けをする人が8割はやっていて、これが着付けに慣れてきて姿勢を直して力まないようになると、着姿がキレイになるから

着付けは身体操作と思うのは、着付けの手順に必要な細部の身体の動きが出来る人が上手に着物を着れるようになると思うからです

自分が着物を着るときも、
『自分で身体のコントロールが出来ている時』の方がキレイに着れるように感じますし
、身体の調子が悪いときはどんなに頑張ってもイマイチな仕上がりなんですよ

着付けの指先

もう一つ、手と指先で布をどう捌くか?というのはどういうことか?
これが分かりやすいのは裾合わせをするときの襟先の持ち方でしょうか。

初心者の時は『襟先をにぎる』しかできないけど
馴れてくると『布目を見て親指のハラをこう当てて中指薬指小指をこう当てる』が出来るようになる

自装、他装とやってみて感じるのは、意外と手と指の使い方って意識してるなーということです。手順通りに出来ても素材が違うと手先の力加減が違ったり奥が深い部分

結論

で、結局何が言いたいのかよくわからない文章になってしまいましたが、言いたいことは着付けって身体操作だから自転車に乗るのと同じように、繰り返し体に覚えさすのが一番だと思うよ。ということです。
手順を覚えて、体に着付けを馴れさせる、身につくとそうそう体は忘れないもんです。

まだまだ書き足りない事もあるんですが、まとまらないので今回はこの辺で。
(ちか)



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