映画#80『ノースマン 導かれし復讐者』
今年一発目の劇場映画。
私を始め、ダークファンタジー好きには間違いなくブッ刺さる映画。
その暗く重い世界観は、かの有名な『スカイ◯ム』のよう……
親父の仇を討つという使命を抱き、復讐に身を焦がす王子・アムレートが主人公。
(かの有名なシェイクスピアの悲劇『ハムレット』の元ネタであるらしい)
王国の崩壊後は、略奪を繰り返すヴァイキングとして生きていたアムレート。
ヴァイキングとしての彼の戦い方は、まさに鬼神のごとき気迫。
雄叫びを上げながら、斧や剣を振り下ろす巨躯の姿は非常に重々しく、荒々しい。
世界観は北欧をベースとしているが、そこかしこに北欧神話の設定も盛り込まれているのが特徴だ。
作中では北欧神話の最高神・オーディンや、勇猛な戦士が死後に訪れることができるヴァルハラ、など多くの単語が登場。
だが今作は復讐劇がメインテーマとなっており、神話の設定はあくまでもスパイス程度に抑えている。
これにより本来の重厚な世界観は失われておらず、いい塩梅なテイストを醸し出している。
(さすがは『ライトハウス』を手がけたロバート・エガースと言うべきか)
他にもアレクサンダー・スカルスガルドのナイスバディや、アニャ・テイラー=ジョイの美貌を拝みたい人には、是非とも今作をオススメしたい。
少々物語が説明不足で置いていかれてしまう部分があったり、PG12の癖してバイオレンスな描写もあったりと、若干観る人を選ぶかもしれないが……
(私としては『スカイ◯ム』が好きな人には強く勧めたい一本。「いやこれまるっきりスカイ○ムやんけ!!」となるシーンもいくつか。笑)
それではまた、次の映画にて。
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